6階建てビルの屋上から犬が転落! すると偶然が重なり、奇跡が起きた
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ビルの6階から飛び降りた犬に起きた奇跡的な偶然が話題となっています。
アメリカ・ニューヨーク州に暮らすエマ・ヘインリッヒさん。彼女が愛犬のフレンチブルドッグ『ウィンストン』の散歩から帰宅した時、事件は起こりました。
元気がありあまる2歳のウィンストンは、自宅のドアの前に到着すると家に入らずに脱走。アパートの階段を駆け上がり、たまたま開いていた最上階のドアから屋上へと出て行ってしまったのです。
慌てて追いかけるエマさんを見たウィンストンは、追いかけっこを楽しむように屋上でさらにダッシュ。そしてそのままの勢いでビルの端まで走っていき、数秒後、彼はエマさんの視界から消えてしまいます。
ウィンストンは6階建てのアパートの屋上から落ちてしまったのです。
飼い主が愛犬の亡骸を抱く覚悟をしていたら…
エマさんはパニックになり、1階へと降りながら「息絶えた愛犬を抱き上げる心の準備をしていた」といいます。
アパートの外へ出ると1台の車の周りに人だかりができていました。そこで彼女が見たのは、車の中に座っているウィンストン。
なんと彼は路上に駐車していた車のサンルーフの上に落ちてそのままサンルーフを突き破り、座席に着地したのです!
エマさんは急いで車のボンネットに登り、ウィンストンを抱き上げます。彼は息を荒げていたものの、痛がっている様子はなかったといいます。
彼女は夫と一緒に、すぐにウィンストンを動物病院へ連れて行きました。彼は数か所の切り傷や打撲をしていたものの、1本の骨も折れていませんでした。
ただ肺に打撲が見られたため、1日半ほど酸素室で過ごした後、退院したということです。
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ウィンストンはこの事故から数日間は少し体が痛そうにしていたものの、すぐに普段どおりの元気を取り戻したとのこと。
6階建てのアパートの屋上から勢いよく落下しながらも、軽傷で済んだウィンストン。
もし路上に車が停まっていなかったら、もし落ちた場所がサンルーフから少しずれていたら、まったく違う結果になっていたことでしょう。
エマさんは愛犬の命を守ってくれた数々の偶然に心から感謝しているということです。
まさに奇跡としかいいようがないハプニング。ウィンストンが強運の持ち主で本当によかったですね。
[文・構成/grape編集部]