「大きな勘違いをしていた」 イギリスの記者が見た日本の『おもてなし』の神髄
公開: 更新:
母「ミスド買えたよ」 続く言葉に「電車内で吹いた」「強すぎるだろ!」ポケモンコラボのミスドを買った母。LINEで送ってきたメッセージに吹き出します!
飛行機で食事を後回しにされた客 「JALの人は本当に優しい」と思った理由が?飛行機に搭乗した際、客室乗務員のちょっとした気遣いに、助けられた経験はないでしょうか。 アメリカのボストンに在住する、心臓外科医の月岡祐介(@TsukiokaYusuke)さんが、Xに投稿したエピソードに、多くの『いいね...
- 出典
- The Guardian
2019年9月に開幕した『ラグビーワールドカップ2019(以下、ラグビーW杯)』。
同年10月13日に開催された日本 vs スコットランドの一戦では、台風19号の犠牲者を悼み、両チームの選手たちが試合開始前に黙とうを捧げました。
開催前日の12日には台風19号が日本列島に直撃し、各地で甚大な被害が発生。試合はどれだけの犠牲者がいるかもまだ不明の中、開催されました。
イギリスの新聞で日本の『おもてなし』を絶賛
イギリスの新聞『The Guardian』では、13日に開催された試合の様子をこのように伝えています。
世界は、日本が試合を中止にして決勝トーナメント進出を狙っていたわけでなく、 試合を通して日本がスコットランドに実力で勝利することに重きを置いていたことに気が付きました。
『The Guardian』によると、試合が行われた神奈川県横浜市にある『横浜国際競技場』近郊でも台風の被害は大いにあったといいます。
横浜国際競技場も台風の被害を受け、組織委員会は12日の夜にスタジアムに泊まり込み、台風が去った後にスタジアムの修繕や更衣室にたまった水を吐き出し、電気設備のチェックをしていたとのこと。
そんな厳しい状況の中で、試合を開催したことに『The Guardian』は、おもてなしの神髄を感じたのでしょう。
また『The Guardian』は、スコットランドに勝った理由は日本代表の心意気と、日本人の「台風に負けない」という意思にあったと推測。
同記者は「この日の試合前に斉唱された日本国歌は、スタジアムを超え街中に響き渡った」と称賛しました。
記事を読んだ人の中には、記事を読んで涙ぐんだ人もいたようです。
・読んで泣いてしまった…。感情がこもっていてとてもよく伝わってきました。
・感動しました。日本人の気持ちも分かってくれている。
・台風の被害も分かった上で書いてくれているのですね。ありがたいです。
台風により、中止にせざるを得ない試合もありましたが、できる限りの範囲で最善を尽くし開催に至った様子がよく分かります。
今回のラグビーW杯の中で、日本の『おもてなし』が伝わった日になったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]