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「たくさんの犠牲を払ってきました」 リーチ主将の『言葉』に、心打たれる

By - grape編集部  公開:  更新:

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2019年9月から開催された『ラグビーワールドカップ2019(以下、ラグビーW杯)』の準々決勝で敗退した日本代表。

史上初のベスト8入りを果たし、その健闘ぶりが話題になりました。

同年10月21日に東京都内で行われた記者会見では、ジェイミー・ジョセフ監督と31人の代表選手が登場し、記者の質問に答えています。

日本代表の記者会見

チームを初の決勝トーナメント進出に導いたジョセフ監督は、3年前に監督に就任した際、『ONE TEAM』をテーマに掲げてチームの結束を高めてきました。 監督は今回のラグビーW杯を振り返り、感謝の言葉を述べています。

この3年間、このチームは本当にハードワークを続けてきました。今年に入ってからは今まで以上の努力も重ねてきました。

31人の選手だけでなく、コーチやいろいろな方のサポートがあってここまで選手たちを強くできたと思います。

そしてここにいる選手たちだけではなく、多くの選手たちがいろいろな貢献をしてくれたおかげで、この大きな成果を得ました。

我々はW杯を誇らしく闘うことができたと思っています。

ファンのみなさま、国民のみなさまも本当に厚いサポートをありがとうございました。

みなさまがいなければ、(ベスト8は)達成することはできなかったでしょう。

THE PAGE ーより引用

前回から2大会連続でキャプテンを務めたリーチ・マイケル選手は、次のように話しています。

このチームのキャプテンができて誇りに思っています。ベスト8に行ったこと、すごく嬉しいです。

そのために選手やその家族、いろいろな人がたくさんの犠牲を払ってきました。

今後について、しっかり考えていきたいと思います。ありがとうございました。

THE PAGE ーより引用

また、マイケル選手は4年後の大会までにすべきことについて聞かれると、「日本代表は強いまま継続することが大事。今、日本のファンがすごく増えてきています。ファンが感動できる試合を届けられたら」と語りました。

4大会連続でラグビーW杯出場を果たしているチーム最年長のトンプソン・ルーク選手は、「今回が日本代表として最後の出場になる」と公言してきました。

記者から長らく日本代表を務めた感想を聞かれると、ルーク選手は第一声で「疲れた」と本音をぽろり。会場は笑いに包まれました。

疲れた。たくさんのいいメモリーとたくさんの仲間作った。

チームメイトとの思い出は特別ね。きつい練習をやって、試合出て。(日本語での)説明は難しいけど、仲間をたくさん作った。

12年前より、日本ラグビーは人気が出た。日本代表のレベルもすごく上がりました。それが素晴らしい。

僕の日本代表のキャリアは終わったけど、すごい楽しかった。

THE PAGE ーより引用

ネット上ではこの会見を見た人々から、日本代表への労いや感謝のコメントが数多く寄せられています。

・感動をありがとう!そしてお疲れさまです。家族とゆっくり休んでください。

・負けたとかより、このメンバーを見れないことが心からさびしい。それくらいこのチームが大好きです。

・日本代表の闘いぶりは「本当に素晴らしい」のひと言に尽きます。ありがとうございました。

日本、韓国、南アフリカなど7つの出身国から選手が集まり、結成された日本代表チーム。

言語や文化的背景の異なる選手やスタッフが『ONE TEAM』となり強豪と闘う姿は、多くの人の心に感動を与えたことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
リーチ主将「また感動できる試合を」 ラグビーW杯初の8強、日本代表が会見(2019年10月21日)

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