波田ニューヨークってなにもの？　ギター侍の波田陽区との関係は？

波田陽区（はたようく）さんといえば、２００４年頃にお笑いネタ番組『エンタの神様』（日本テレビ系）で『ギター侍』を披露したことをきっかけにブレイクしたお笑い芸人です。

そんな波田陽区さんとそっくりな『波田ニューヨーク』が登場し、そのネタが「面白い」と話題を集めています。

ブロードウェイ侍・波田ニューヨークってなにもの？

前述のとおり、波田陽区さんといえば『エンタの神様』をきっかけに『ギター侍』としてブレイクしたお笑い芸人です。

そんな波田陽区さんに名前も見た目もそっくりな『ブロードウェイ侍・波田ニューヨーク』という芸人が、バラエティ番組『ゴッドタン』（テレビ東京系）の『芸人マジ歌選手権スペシャル マジラブソング歌謡祭』というコーナーに登場しました。

『ブロードウェイ侍・波田ニューヨーク』があまりに波田陽区さんに似ていることや、そのネタのクオリティの高さが大きな話題となりました。

『ゴッドタン』の『芸人マジ歌選手権』で話題に

『ブロードウェイ侍・波田ニューヨーク』は、２０１７年８月２６日に放送された『ゴッドタン』の『芸人マジ歌選手権スペシャル マジラブソング歌謡祭』というコーナーに登場しました。

波田ニューヨークはニューヨーク帰りで、ニューヨークの残念なあるあるネタを歌うというものでした。

波田陽区さんの「いうじゃない」「残念」などの決め台詞も含まれていて、ニューヨーク帰りらしく、波田ニューヨークはセクシーな口調でこれらの台詞をいいます。

演じたのは劇団ひとり

『芸人マジ歌選手権スペシャル マジラブソング歌謡祭』に登場した波田ニューヨークは、波田陽区さんのネタを単にパクリ芸にしたものではありません。

波田ニューヨークは、劇団ひとりさんが波田陽区さんのネタとキャラクターをパロディにして作ったネタでした。

また、ネタの最後には波田陽区さん本人が登場して、波田ニューヨークとなって爆笑を得る夢を見ていたというオチとなりました。

波田ニューヨークの元ネタ・波田陽区ってどんな人？

劇団ひとりさんが演じた波田ニューヨークには、波田陽区さんの『ギター侍』という元ネタがあります。

波田陽区さんはお笑い芸人で、この『ギター侍』のネタで２００４～２００５年頃にブレイクしていました。

『ギター侍』でブレイク直後は高い人気がありましたが、ブレイクの流れは徐々に落ち着いていき、お笑い芸人として低迷した時期もあったようです。

プロフィール

波田陽区さんは１９７５年６月５日生まれで、本名は大川晃さんです。

中学時代は、バドミントン部に所属していたそう。

そんな波田陽区さんが本格的にお笑いを始めたのは大学生時代で、お笑いコンビ『テンポイント』を組んで活動していました。

波田陽区の家族は？

波田陽区さんは、２００７年に結婚しています。奥さんと出会ったのは大学時代で、交際歴は１２年だったそう。

大学時代からの交際ということで、波田陽区さんがお笑い芸人としてブレイクをする前からの付き合いでした。

波田陽区さんは月に５０００～６０００円で生活をしていたこともあり、デートがお金を使わない公園や池ということもあったそうです。

しかし、奥さんは文句をいうことはなかったそう。波田陽区さんはプロポーズの際、正座をしてシンプルに「結婚してください」と伝えたそうです。

そのプロポーズに対して、奥さんは号泣して「ありがとう」と返事をしたといいます。

『波田ニューヨーク』は波田陽区のかつての芸名

波田陽区さんは、ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人です。

１９９８年にデビューして、『波田陽区』という芸名になる前に何度か芸名を改名しています。その芸名の中に、実は『波田ニューヨーク』もありました。

芸歴を積み重ねたことで、すでに『ニュー』でないことから『ニューヨーク』から『ニュー』を除き、『ヨーク』を『陽区』と漢字表記したことで『波田陽区』となったそうです。

『エンタの神様』で大ブレイク

波田陽区さんがお笑い芸人としてブレイクするきっかけとなったのは、『エンタの神様』でした。

『エンタの神様』で『ギター侍』のネタを披露すると、またたく間に大ブレイクを果たしました。

その最高月収は２８００万円もあったということを、２０１９年１０月３日放送のバラエティ番組『ぐるナイ２時間SP』（日本テレビ系）で暴露したことも。

しかし、波田陽区さんのブレイクの流れは徐々に落ち着いていき、『一発屋』と呼ばれることもありました。

鉄板芸・ギター侍とはこんなネタ

前述のとおり、波田陽区さんが大ブレイクしたきっかけは『エンタの神様』で『ギター侍』のネタを披露したことでした。

波田陽区さんの『ギター侍』は、着物姿でギター片手に漫談をするというもの。

漫談の内容は、世間や芸能人などの残念なあるあるネタでした。その漫談中に、「いうじゃない」「残念」などの決め台詞があり、これらの台詞もブレイクとともに流行りました。

また、ネタのラストは自虐ネタで「切腹」という台詞で締めくくるという特徴もありました。

波田陽区は波田ニューヨークのネタをどう思ってる？

波田ニューヨークは、劇団ひとりさんが演じたキャラクターでした。波田陽区さんもネタの最後に登場しているので、波田ニューヨークは波田陽区さん本人が公認するネタです。

劇団ひとりさんが演じた波田ニューヨークのネタを見た波田陽区さんは、「僕のギター侍より面白かったです」というようなコメントをし、リハーサルの時から笑いが止まらず、本番中も笑いを必死にこらえていたそうです。

リオ五輪メダリスト・卓球の水谷隼に似てると話題に

ブレイクの波が落ち着き、『一発屋』と呼ばれることもあった波田陽区さんですが、意外な形で注目を集めたことがあります。

それは、２０１６年に男子卓球史上初のメダルとなる銅メダルを獲得した卓球の水谷隼選手が注目を集めた際に、水谷隼選手の容姿が波田陽区さんに「似ている」と話題になりました。

水谷隼選手に似ているということで、波田陽区さんは水谷隼選手のモノマネもしていました。

また、水谷隼選手が銅メダルを獲得したことに対し、波田陽区さんは「今日は残念！ではなく万歳！」とコメントしたことも。

それらの波田陽区さんのアクションに対して、水谷隼選手は「一番似ていたのは１０年前ですからぁ～！残念！！」とツイートで切り返しました。

このユーモアのある２人のやりとりも話題を集めました。

波田陽区の現在は？

『エンタの神様』に『ギター侍』として出演したことで大ブレイクをした波田陽区さんですが、先に述べた通り、そのブレイクの流れは徐々に落ち着き、芸人として『一発屋』と呼ばれてしまうこともありました。

また、現在でもあまりテレビなどで見かけなくなってしまったため、お笑い芸人として完全に下火状態となってしまっていると思っている人もいるでしょう。

しかし、現在の波田陽区さんは拠点を変えて、再びブレイクを果たしています。

『一発屋』を自虐するほどテレビ出演は激減

ブレイクの流れが落ち着いてくると、波田陽区さんには大ブレイク中ほどの勢いはなくなってしまいました。

しかし、一度は大ブレイクをしていることで、その認知度はとても高くなりました。そのため、仕事は減ったものの、テレビなどでまったく見かけなくなったということはありませんでした。

しかし、『ギター侍』で毎日のようにテレビ番組に出演していた印象が強いため、テレビへの露出が減るにつれて『一発屋』といわれてしまうこともありました。

その状況から、波田陽区さんは自分が『一発屋』といわれることをネタに盛り込み、自虐ネタとして使っていました。

現在も福岡を拠点に活動中

大ブレイク中と比べると仕事が激減してしまい、テレビなどでも見かけることが少なくなってしまったことで『一発屋』といわれるようになってしまった波田陽区さんは、２０１６年に事務所に頼んで福岡に拠点を移しています。

さまざまな苦労と努力によって、波田陽区さんは今ではテレビやラジオなど多くのレギュラー番組を持ち、また、ほかの仕事も掛け持ちしながら、見事にお笑い芸人として再起しました。

波田陽区の再ブレイクはあるか？

『エンタの神様』をきっかけに大ブレイクした波田陽区さんですが、その後はブレイクの波は落ち着いていき、テレビなどで見かけなくなってしまいました。

しかし、波田陽区さんをテレビなどで見かけなくなったのは拠点を福岡に移したためです。活躍の場が全国でなくなったことで『一発屋』という印象を持つ人もいますが、現在の波田陽区さんは多くのレギュラーを獲得し、ブレイクしています。

波田陽区さんは大ブレイクと一発屋の両方を経験していることから、このブレイクをきっかけに、再び全国で大ブレイクする可能性は十分あります。

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[文・構成／grape編集部]