他界した父親からメールが届いて驚く女性 書かれていた内容に言葉を失った
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フィリピンに住むアリッサ・メンドーサさんは、ある日届いた1通のメールを見て目を疑いました。
なぜなら差出人が10か月前に腎臓の病気で他界した彼女の父親だったからです。
メールが届いた時間が午前3時だったこともあり、怖くなった彼女はそのメールを開くことができませんでした。
それから2日後、アリッサさんは意を決してメールを開いてみることにします。するとそのメールは間違いなく彼女の父親であるビングさんが生前に書いたもので、送信予約機能を使って送られたものでした。
亡き父が娘に託した妻へのサプライズ
こんな書き出しで始まったメールには、父から娘への『重要なお願い』が記されていました。
2020年6月10日にビングさんと妻であるアリッサさんの母親は25回目の結婚記念日を迎えることになっていました。
しかし自分がその日に記念日を祝えないかもしれないと思ったビングさんは、生前に妻へのサプライズを手配していたのです。
ビングさんはこれから何年にもわたってやってくる妻の誕生日とバレンタインデー、結婚記念日のために、妻への花束を準備していました。
生花店には毎年これらの日になると、妻の好きな花で花束を作ってくれるように注文を済ませ、すでにお金も払ってあったのです。
ビングさんはアリッサさんに、生花店に花を取りに行くように指示。
また6月25日には母親が行きたいレストランへ食事に行くことや、当日に部屋を飾り付けることなどが指示されていました。
そんな父の思いを知ったアリッサさんは、指示に忠実に従いました。
結婚記念日の前夜、彼女は母親に気付かれないように夜遅くから部屋の飾り付けを始め、午前5時半までかかって完成させます。
こうして迎えた当日、ビングさんが計画したサプライズに喜びの涙を流すアリッサさんの母親の姿がありました。
この日はビングさんの好物だったお肉とお刺身を食べてお祝いをしたそうです。
アリッサさんはFacebookにこうつづっています。
愛する人を失うことはこの上なくつらいことです。そしてまた、旅立つ人も同じようにつらい思いをしているのでしょう。
自分がいなくなってからも、愛する妻に愛を伝え続けたい…そんな切なる思いを娘に託したビングさん。
彼のあふれる愛情は最愛の妻にしっかりと届いたことでしょう。
[文・構成/grape編集部]