「応援をしてはいけないスポーツだと?」 そのルールに興味を引かれる
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弁護士「禁止する法律はありません、しかし…」 意外と知らない交通違反とは本記事では、意外と知られていないサンダルでの運転について、違反になり得るケースやサンダルの種類について、解説しています。

キャンプ場に掲示された貼り紙 その内容が?「洒落にならない」富山市にある標高約2300メートルの『薬師峠キャンプ場』が2025年8月20日、突如閉鎖となりました。富山県警察山岳警備隊(@toyama_sangaku)がXに投稿した、閉鎖理由を伝える貼り紙が、多くの人を震え上がらせました。
右目も左目も見えない。そういう世界を想像できるでしょうか。
安室早姫(あむろさき)さんは、1歳ごろに両目の視力を失ってしまいました。
筑波大学附属視覚特別支援学校に通う彼女は、将来、鍼灸師になるという夢を持っています。
視力の代わりに、手に入れた力
安室さんのカバンには、ペンギンのアクセサリーが付いています。治療のために東京の病院に向かう途中、上野動物園に立ち寄ったことがきっかけで、ペンギンが大好きになりました。
ペンギンの息継ぎや羽音、足音や泳ぐ音などを聞くことで、小さいころから五感がとぎすまされていったのです。
そんな彼女が、鍛えられた五感を存分に発揮できる世界へと足を踏み入れます。一体、どんな世界なのでしょうか。
五感をとぎすまし、見えてくる世界
学校で鍼灸師になるための勉強をしている時に、顧問の寺西真人先生から「センスがあるからゴールボールをやってみないか」と誘われたのが始まりです。
ゴールボールは、目隠しをしながら鈴の入ったボールを相手ゴールに入れる「音を聞く」競技。試合中は、『応援』をしてはいけないという独特なルールがあります。
鈴の音、選手の声、足音
ペンギンのおかげで培われた五感が生かされる時です。
安室選手は、12m先の相手選手が「コートのラインを触る音」まで聞こえます。
目指せ!2020年東京パラリンピック日本代表
一番大事なことは、感情をコントロールすること
必死に練習してきたにもかかわらず、リオパラリンピックの代表に選ばれなかった時は、声を上げてたくさんの涙を流しました。
感情的になった時は、目には見えない澄んだ青い空をイメージする彼女。そうすることで、自分自身の心も澄み渡り落ち着いていくのだそうです。
磨かれた五感を最大限に生かし、2020年東京パラリンピックの日本代表として、チームのディフェンスの要になると強く誓いを立てます。
彼女の見つめる視線の先は、明るくキラキラと輝いて見えます。
[文・構成/grape編集部]