加藤シゲアキはジャニーズ初の小説家として本を出版　『染色』では脚本にチャレンジ！

アイドルグループ『NEWS』のメンバーで、ソロでも活躍している加藤シゲアキさん。

ドラマ 『悪魔の手毬唄～金田一耕助、ふたたび』（フジテレビ系）での金田一耕助役や、『ブスの瞳に恋してる』（フジテレビ系）などの話題作に出演し、俳優としても注目を集めています。

さらに、小説家として執筆作品も多数。２０１７年にリリースされた『NEWS』のアルバム『NEVERLAND』に収録された楽曲『あやめ』 の作詞作曲も行なっています。

そんな加藤シゲアキさんの活躍ぶりや出身大学、脚本家としての才能を発揮した作品『染色』など、さまざまな情報を紹介します！

加藤シゲアキの文才がすごい　書き始めたきっかけや、小説の内容は？

加藤シゲアキさんは２０１２年に小説『ピンクとグレー』で、小説家としてデビュー。

以降、文才を発揮し、芸能活動のかたわらで小説家としても活動を続けています。

加藤シゲアキさんが小説を書き始めたのは２０代半ばの頃で、当時は同じグループの仲間たちが歌やダンス、芝居などで飛躍を遂げる中、個性を見つけることができず悩んでいたそう。

そんな加藤シゲアキさんは文章を書く仕事では褒められることが多く、そこから「小説家になりたい」と考えるようになったといいます。

『ピンクとグレー』

加藤シゲアキさんが小説家として鮮烈なデビューを飾った処女作『ピンクとグレー』は、芸能界を舞台に２人の青年が体験した光と影を描いた青春ドラマです。

２０１６年には実写映画化され、主人公をジャニーズ事務所の後輩・中島裕翔（なかじま・ゆうと）さんが演じたことでも話題になりました。

『閃光スクランブル』

加藤シゲアキさんの待望の２作目『閃光スクランブル』は、主人公のアイドル・伊藤亜希子とパパラッチの高橋巧という、普通なら敵対するはずの２人が愛の逃避行を繰り広げるというストーリー。

物語では不倫といった過激な描写もあり、冒頭から読者を引き込む展開で注目されました。

『Burn.-バーン-』

加藤シゲアキさんの第３長篇『Burn.-バーン-』は、かつて天才子役として名を馳せた夏川レイジを主人公に描いた青春小説です。

夏川レイジは家庭や学校ではいつも孤独を抱えて生きていますが、愛に満ちた大人と出会う中で次第に冷え切った心を開いていきます。

『傘をもたない蟻たちは』

加藤シゲアキさん初の短編集『傘をもたない蟻たちは』には７つの物語が収録され、誰もが胸に抱える生きづらさが鮮烈に描かれています。

２０１６年１月には連続テレビドラマとして放送され、加藤シゲアキさん本人も主人公の幼馴染役で出演。

そして、同作の１編である『染色』は２０２０年６月に『染、色』として舞台化する動きがあり、加藤シゲアキさんが台本を手がけ、脚本家としての素質にも注目が集まっていました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で全公演の中止が決定。ファンや関係者からは「観たかった」と惜しむ声が寄せられています。

加藤シゲアキ　『あやめ』の作詞作曲を担当

加藤シゲアキさんは小説家や脚本家だけでなく、作詞家としても才能を発揮しています。

２０１７年３月にリリースされた『NEWS』のアルバム『NEVERLAND』に収録された『あやめ』は、『Vocal・加藤シゲアキ』として自身で作詞作曲を務め、美しい歌詞が話題になりました。

ツイッター上では加藤シゲアキさんの才能について、多くの人が「素晴らしい」「これからも頑張って」と称賛を送っています。

加藤シゲアキはNEWSを続けながら青山学院大学に進学

加藤シゲアキさんが所属するアイドルグループ『NEWS』は２００３年に結成。

２００４年にシングル『希望～Yell～』でメジャーデビューを飾ると、以降はメンバーチェンジを重ねながらトップグループへと成長していきます。

そんな中、加藤シゲアキさんはグループ活動の傍らで『青山学院大学』に進学し、法学部を卒業。２０１５年１２月には母校で行われた映画『ピンクとグレー』のトークイベントに出席し、後輩たちにエールを送っています。

加藤シゲアキのドラマは『金田一耕助』や『ブスの瞳に恋してる』だけじゃない！

加藤シゲアキさんはグループでの活動に留まらず、ソロ活動も充実させています。

２０１８年１２月にはドラマ『犬神家の一族』（フジテレビ系）で、主人公の探偵・金田一耕助役を演じたことが話題に。

同作は、小説家・横溝正史（よこみぞ・せいし）原作のホラーミステリー『金田一耕助』シリーズを実写化したものです。

これまでに主人公・金田一耕助を演じた俳優は、石坂浩二さんや古谷一行（ふるや・いっこう）さん、西田敏行さんなどといった、日本を代表する名優ばかり。

そんな中、加藤シゲアキさんはドラマ版主人公・第１５代目に抜擢され、その喜びや作品にかける意気込みを次のようにコメントしています。

劇中では、頭脳明晰でありながらチャーミングでユニークな人柄の金田一耕助を表情豊かに演じ、世帯平均１１.０%という高視聴率を獲得。

翌２０１９年にはドラマ『悪魔の手毬唄～金田一耕助、ふたたび』（フジテレビ系）が制作され、笑顔で発表会見に臨んでいます。

『金田一耕助』シリーズのほかに、加藤シゲアキさんは２００６年に放送されたドラマ『ブスの瞳に恋してる』（フジテレビ系）に清水浩太役で出演。

同作は放送作家・鈴木おさむ（すずき・おさむ）さんのベストセラーを記録した同名エッセイが原作で、劇中ではヒロイン・太田美幸を心配するイケメンをさわやかに演じています。

最近では、２０２１年６月放送のスペシャルドラマ『世にも奇妙な物語’21夏の特別編「三途の川アウトレットパーク」』で主演を担当し、無精ヒゲをはやした姿で女性ファンをときめかせました。

マルチな才能で活躍を続ける加藤シゲアキさんから、今後も目が離せません！

加藤シゲアキ プロフィール

１９９９年にジャニーズ事務所に入所し、２００３年に『NEWS』のメンバーとしてメジャーデビュー。その後、俳優活動などでソロとしても活躍の幅を広げる。２０１２年には文才を発揮し、『ピンクとグレー』で小説家デビュー。同作は２０１６年に映画化されるなど話題を呼んだ。以降も多数の小説やエッセイを執筆し、アイドル活動との両立で注目されている。

---

[文・構成／grape編集部]