図書館の本、破れたら… 「セロハンテープは絶対にやめて」の声に考えさせられる
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※写真はイメージ

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文化施設の企画デザイン、施工、備品販売などを手掛けている、株式会社規文堂(きぶんどう)。
「図書館で借りた本を破ってしまった時は、自分で修繕せず、正直にスタッフに伝えてほしい」とTwitterアカウント(@kibundo_kyoto)で定期的に呼びかけています。
その理由は、本をセロハンテープで修復すると経年劣化で大変なことになるからなのだとか。
本を修復するためのテープ『ページヘルパー』は、自身で購入した本の修復におおいに役立つことでしょう。
しかし、規文堂によると「本はそれぞれ使用されている用紙の性質が異なるので、修繕は図書館に任せてほしい」とのことでした。
この投稿には、図書館関係者から、共感する声が数多く寄せられています。
・学校図書館のボランティアをしていますが、セロハンテープを貼られると、剥がすところから始めないといけないという、大変な手間になります。本当に広く知られてほしい知識。
・セロハンテープって経年劣化すると茶色く変色してパリパリになります。それを知らずに修繕されている本を見つけると「やめて…」と悲しい気持ちになります。
・利用者は善意で修復しているのだと思いますが、本当にやめてほしい。怒らないので、正直に教えてください。もちろん、破損した本を見つけた際にも教えてくれると助かります!
規文堂は「本は図書館にとっての財産だ」とも訴えています。
図書館のスタッフや、後に利用する人のためにも、もし破ってしまった際には、正直に申し出るようにしたいものですね。
[文・構成/grape編集部]