『オーシャンズ8』『スピード』のサンドラ・ブロックは、なぜ愛される?
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人気が出て注目度が増すにつれて、アンチも増えていくもの。スポットライトを浴びる立場にいれば、常にこのジレンマがつきまといます。
そんな中で、高い好感度を保ち続ける女優、サンドラ・ブロックは、現代のハリウッドにおいて珍しい存在といえるかもしれません。
確かな演技力とモデル顔負けのプロポーション、それでいて親しみやすさも持ち合わせ、『好感度NO.1女優』とも称賛されるサンドラ・ブロック。
彼女の愛されエピソードを、これまでの出演映画とともに振り返ります。
サンドラ・ブロック おすすめ出演映画
おすすめ映画①:キアヌ・リーブスと共演した『スピード』
サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが共演した、1994年公開の映画『スピード』は、彼女の出世作といえる一作でしょう。
2018年にアメリカのトーク番組『エレンの部屋』に出演した際には、当時、キアヌ・リーブスに惹かれていたことを告白し、会場を沸かせたサンドラ・ブロック。
サンドラ・ブロックにとって『スピード』は、自身が女優として人気を獲得するきっかけになった作品であることと同じくらい、別の意味でも、印象に残っている作品なのかもしれません。
なお、2019年にはキアヌ・リーブスも『エレンの部屋』に出演しており、サンドラ・ブロックの告白を受け「僕も同じように惹かれていたことを、彼女はまったく知らなかったみたいだね」と明かしたことでも話題に。
また「彼女は素敵な人で、素晴らしい女優」とキアヌ・リーブスが絶賛していたことからも、サンドラ・ブロックの人柄のよさが伝わってきます。
おすすめ映画②:『あなたが寝てる間に…』でゴールデングローブ賞にノミネート
『スピード』で広く名前が知られるようになったサンドラ・ブロックは、『あなたが寝てる間に…』で女優としての地位を確かなものに。
『あなたが寝てる間に…』で、1996年の『ゴールデングローブ賞』ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞にノミネートされたサンドラ・ブロックは、名実ともに人気女優の仲間入りを果たしました。
おすすめ映画③:『評決のとき』ではマシュー・マコノヒーと共演
人種差別を主軸に描かれた『評決のとき』は、その内容もさることながら、出演陣の豪華さでも知られています。
マシュー・マコノヒー、サンドラ・ブロックのほか、サミュエル・L・ジャクソン、キーファー・サザーランドなど、そうそうたるメンバーが集結し、人種差別という重いテーマを見事に表現しています。
おすすめ映画④:警察官をコミカルに演じた『デンジャラス・ビューティー』
女性が憧れる『かっこいい女性』の役に定評がある、サンドラ・ブロック。
『デンジャラス・ビューティー』では、そんなサンドラ・ブロックの魅力を存分に堪能できます。
サンドラ・ブロックが演じるのは、捜査のため『ミス・アメリカ』のコンテストに出場することになった、容姿を気にかけない、男勝りで仕事に一生懸命な主人公。
美しい女性へと変貌を遂げるも、中身は変わらない捜査官を、サンドラ・ブロックがコミカルに演じています。
おすすめ映画⑤:ヒュー・グラントとの共演作『トゥー・ウィークス・ノーティス』
『ラブコメの帝王』ことヒュー・グラントとサンドラ・ブロックが共演した『トゥー・ウィークス・ノーティス』。
サンドラ・ブロックもまた、ラブコメへの出演作が多く、ラブコメの女王と帝王が共演した同作は、王道のストーリーながら、いまも根強い人気を誇ります。
おすすめ映画⑥:『イルマーレ』でキアヌ・リーブスと再共演
『スピード』以来、12年ぶりにサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが共演した『イルマーレ』。
時空を超えて愛を育む男女の恋模様を描いた同作で、12年ぶりとは思えない息の合った演技をサンドラ・ブロックとキアヌ・リーブスが見せています。
おすすめ映画⑦:ラジー賞受賞の『ウルトラ I LOVE YOU!』でのスピーチに反響
サンドラ・ブロックの愛されエピソードで欠かせないのが、2010年に『ウルトラ I LOVE YOU!』でラジー賞を受賞した際のエピソード。
その年の最低映画を表彰するラジー賞は、選ばれた俳優や女優にとっては不名誉以外の何ものでもありません。
表彰式に参加しない受賞者も多い中、なんとサンドラ・ブロックは『ウルトラ I LOVE YOU!』のDVDを大量に持って参加!
「みなさんに差し上げるため、作品のDVDを買ってきました」「ちゃんと作品を見て、本当に最低の演技だったかをもう一度確認してみてください。確認すると約束してくれたら、来年もまた私はここに来て、ラジー賞を返却します」とスピーチし、大喝采を浴びたサンドラ・ブロック。
表彰式に参加するだけでもすごいことですが、さらにジョークを放つ余裕も見せたサンドラ・ブロックに、絶賛の声が上がりました。
おすすめ映画⑧:念願かなってオスカーを手にした『しあわせの隠れ場所』
ラジー賞を受賞したサンドラ・ブロックですが、同年に開催されたアカデミー賞とゴールデングローブ賞では、『しあわせの隠れ場所』で主演女優賞を受賞しています。
最低の賞と最高の賞を同時受賞するというサンドラ・ブロックの快挙は、映画史に残る『珍事』として今後も長く語り継がれていくことでしょう。
また、『しあわせの隠れ場所』で『アカデミー賞』主演女優賞を受賞した際のスピーチで、サンドラ・ブロックがほかの候補者それぞれに賛辞を送ったことも忘れてはいけません。
時折ユーモアを交えて会場の笑いを誘うなど、なぜ彼女が愛されるのかが分かる印象的なスピーチでした。
おすすめ映画⑨:宇宙を舞台に描かれた『ゼロ・グラビティ』
セリフも少なく、ほぼ宇宙でのシーンが物語の大半を占め、高い演技力が求められた『ゼロ・グラビティ』。
しかし、そんな難しい作品でもサンドラ・ブロックは堂々たる演技を披露し、その確かな実力を改めて知らしめました。
また、プライベートでも親交がある共演者のジョージ・クルーニーとの息の合ったかけあいは必見です。
おすすめ映画⑩:サンドラ・ブロックがかっこいい女性を演じた『オーシャンズ8』
オール女性キャストで描かれた映画『オーシャンズ8』でサンドラ・ブロックが演じたデビー・オーシャンは、ハマり役といっても過言ではないでしょう。
同作で、強くかっこいい女性像を演じたサンドラ・ブロックに、男も女もとりこに。長年、作品の中で『強い女性』を演じてきたサンドラ・ブロックだからこそ、デビー・オーシャンというキャラクターがより素晴らしいものになっています。
サンドラ・ブロックがマイケル・ジャクソンとそっくり!? 整形の噂も
サンドラ・ブロックといえば、はっきりとした目鼻立ちが印象的な華やかな美人。
そんな彼女は、『キング・オブ・ポップ』ことマイケル・ジャクソンと「似ている」とたびたび話題になります。
実際に写真を比べてみると…。
眉毛や細く高い鼻が、確かに似ているようにも思える、サンドラ・ブロックとマイケル・ジャクソン。また、暗い髪色のロングヘアーというのも、2人が似ているといわれる理由なのかもしれません。
離婚後のサンドラ・ブロックの現在 子供の親権はどちらが?
ブレイク時から長くスキャンダルとは無縁だったサンドラ・ブロックですが、2010年に元夫が複数の女性と不倫関係にあったことが分かり、離婚を経験しています。
元夫のジェシー・ジェームズ(左)とサンドラ・ブロック(右)
サンドラ・ブロックと元夫であるジェシー・ジェームズが結婚したのは2005年。
2010年1月に養子として男児を迎えた直後に発覚したジェシー・ジェームズの不倫に、当時、サンドラ・ブロックはショックで出席予定だった映画イベントをキャンセルしたほどでした。
その後、離婚時のサンドラ・ブロックとのプライベートな話題も書かれた自著を出版しているジェシー・ジェームズ。
自身の不貞行為を反省するどころか開き直る姿勢を見せるジェシー・ジェームズに批判が殺到したのはもちろん、サンドラ・ブロックにも同情の声が寄せられました。
一時は不幸のどん底に突き落とされたサンドラ・ブロックですが、養子のルイスと2015年に養子として迎えたライラの、2人の子供の存在に支えられながら、今は幸せな日々を送っている様子。
サンドラ・ブロックの娘・ライラ(左)と息子・ルイス
また、2015年から交際している元モデルでカメラマンのブライアン・ランドールは、周囲から「とても誠実な人」と評判の男性のよう。
共演者からの評価も高く、人柄もいいサンドラ・ブロックだからこそ「幸せになってほしい」と願う声が後を絶ちません。
2020年時点で「事実婚状態」とも報じられているサンドラ・ブロック(左)とブライアン・ランドール(右)。2人が結婚する可能性はあるのか
インスタグラムは開設しておらず、あまりプライベートを公にしないことでも知られるサンドラ・ブロック。それでも、万人に愛され、多くの人を魅了し続けるのは、天性の才能といってもいいでしょう。
これからもその才能で、素晴らしい作品を生み出し続けていってほしいものです。
[文・構成/grape編集部]