難聴で大好きな音楽を聴けなくなった、93歳祖母 孫が『あるもの』を渡すと…
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @Sea_monkey7
生きている以上、必ず老いはやってきます。いろいろな部位の機能が低下するなど、歳を重ねるたびに不調を感じるものです。
夏樹(@Sea_monkey7)さんの93歳になる祖母も、老化による身体の不調に悩まされている1人。
祖母は80歳を超えたあたりから耳が遠くなり、ここ数年で急激に聴力が低下してしまったといいます。
病院で検査をした上で補聴器を作っても、調整が合わなかったのかノイズ音が強く、祖母にはあまり効果がありませんでした。
大好きだったカラオケもしなくなり、テレビを見たりラジオを聴いたりすることもなくなったという、夏樹さんの祖母。
いろいろな趣味の中でも特に音楽が好きだったため、1日中ぼーっとしながら座っていることが増えたのだそうです。
耳が悪くなった祖母が、音楽を取り戻した理由は…
聴力の低下によって元気をなくした祖母。ある日、夏樹さんは自分の持ち物を見て、こんなことを思い付きました。
「ノイズキャンセリング機能のイヤホンを、おばあちゃんに着けてみたらどうなるだろう?」
そんな思い付きから、夏樹さんは祖母の耳にイヤホンを装着。スマホで演歌を流してみることにします。
祖母と確認をとりながら、音量を少しずつ上げていった夏樹さん。すると、祖母は頭でリズムをとり始めたのです!
「聴こえるよ!きれいに聴こえる!」
祖母はイヤホンを外すと、ニコニコしながらそう告げました。
さらに、音量をもう少しあげてみると、楽しそうに歌い出したのだといいます!祖母の症状を知っている家族は、その姿を見てビックリ。
祖母の難聴に『ノイズを取り除いて伝える』というイヤホンの仕組みがピッタリだったようで、祖母はまた大好きな音楽を聴くことができました。
もちろん、日常会話はこれまで通りに耳元でゆっくりと話しかける必要があり、聴力が回復したわけではありません。
しかし、祖母は自分に合った方法を見つけることで、以前のように音楽やテレビを楽しむことができるようになったのです。
趣味に触れられなくなるのは、人生の楽しみを失うも同然。そんな状況の祖母を救ったのは、孫である夏樹さんのアイディアでした。
夏樹さんと祖母の笑顔からは、強い家族愛が伝わってきます。
今回のエピソードは拡散され、心打たれた多くの人がコメントや『いいね』を寄せました。
・お2人の笑顔に感動した!素敵な家族愛だなあ。
・すごくいい話で、今俺は泣いてる…。
・へえ、そういうケースがあるんだ!目からウロコ。
また、夏樹さんは今回の件について自身のブログでも紹介しています。
実際に使用したイヤホンの種類などを知りたい人は、読んでみてはいかがでしょうか。
しょうがいしゃ×自給自足
※これはあくまでも投稿者様のご家族のケースであり、難聴にはいろいろな種類があります。聴力に問題が生じた場合、まずは必ず医療機関を受診してください。
[文・構成/grape編集部]