そっけない購買のおばちゃん 生徒に売れ残りのカイロを買わせた理由に「最高」
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中学や高校でパンやお弁当などを販売している『購買部』。
学校によっては購買部がないところもありますが、学生時代によく利用していたという人も少なくないでしょう。
羊の目。(@odorukodomo8910)さんは、購買部で働く女性を主人公にした創作漫画をSNSで公開しました。
『帰ってきた「預かり屋」』
生徒たちから『購買のおばちゃん』として親しまれている、小谷千代さん。
彼女には、もう1つの顔がありました。それは…。
千代さんのもう1つの顔…それは『預かり屋』。先生に没収されるようなものを、生徒たちからの頼みで、一時的に預かっていたのです。
ある時、バレンタインデーのお返しとしてお菓子を学校に持ってきた男子生徒がいました。放課後にデートの予定があったため、千代さんに預けることに。
ものを預けた生徒は、いつも『預け代』として購買部で何か買っていくことになっています。男子生徒は焼きそばパンを選ぼうとしますが、千代さんが勧めたのはカイロ!
生徒に売れ残りを押し付けるようないい方をしていた千代さんは、実は新聞で天気予報を見て気温が下がることに気付き、とっさにカイロを勧めたのです。
男子生徒は「カイロなんて使う日あるかな」といっていましたが、早速放課後のデートで活躍したのでした。
温かいカイロのおかげで、デート中の2人の距離はさらに縮まったことでしょう。
作品には、さまざまなコメントが寄せられました。
・千代さん、かっこよくて最高です。こんな大人になりたい。
・学生時代の購買のおばちゃんに会いたくなってしまった。
・粋なことをする人ですね。いい話でした。
そっけない印象の千代さんですが、本当は生徒たちのことをとても大切に想っています。
それは、最後の「生徒に後悔はさせやしないさ」という言葉からも伝わるはず。
さりげなく生徒に寄り添う姿には、「こんな風にサラッとかっこいいことができる人になりたい」と憧れてしまいますね。
[文・構成/grape編集部]