就活で凹む学生にビールを奢る男性 新幹線を降車する際、名刺をもらうと…
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- 出典
- @5_SPOT
日々のふとした出来事が、その後の人生に影響を与える…そんな素敵なエピソードをご紹介します。
20年以上前に、新幹線で遭遇した見知らぬ男性とのやりとりをTwitterに投稿したのは、特盛(@5_SPOT)さん。
当時学生だったという特盛さんは、就職活動がうまく行かず、凹んでいたというのですが…。
新幹線で隣り合わせた見知らぬ男性の正体は?
20年以上前のある日。学生だった特盛さんは、就職活動の面接で、京都から東京へ行きました。
しかし、面接が思うように行かず、落ち込んだまま帰りの新幹線に乗車。すると、隣に座った40歳ぐらいの見知らぬ男性から声をかけられます。
男性「ビール飲む?」
その申し出をありがたく受け、車内販売されていたスーパードライ2缶を奢ってもらった特盛さん。
※写真はイメージ
「就職活動なんです」と、色々と話を聞いてもらいました。
男性「うまいだろ?」
特盛さん「メッチャうまいです!」
男性「やろ?」
おいしそうにビールを飲みながら、こんなやりとりをしたという2人。
特盛さんは男性との会話で、気持ちが楽になったといいます。
その後、男性は途中下車。男性が降りる駅に近付くにつれて減速する車内で、特盛さんはこう尋ねました。
特盛さん「そういえば、おっちゃん、なんの仕事してるの?」
すると男性は「ああ、いってなかったね」といい、1枚の名刺を手渡します。
その名刺には、アサヒビールの営業職だと分かる記載がありました。「えっ?」と驚くと、男性はこう告げたのです。
※写真はイメージ
男性「アサヒビールをよろしく!」
ニコッと笑った男性は、そのひと言だけ残し、電車を降りて行ったといいます。
特盛さんは、当時のことを振り返り、こう語ります。
最高にかっこええなと思った。
本当に商品を愛しているのだろうし、それを誰かに知ってほしくて、多分彼は出張に行くたびに、僕以外の隣り合わせた人にもビールをおごっていたんだろう。
以来、ずっとアサヒビールファンだという特盛さん。
不安や焦りを感じながら就職活動をしていた当時の特盛さんにとって、『社会人』として自社の商品に誇りを持ち、仕事に励む男性の姿は、まぶしく映ったに違いありません。
何気ない振る舞いが、誰かの人生に優しく寄り添ったり、ほんの少し勇気を与えたりするかもしれない…そんなことに気付かされるエピソードですね。
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[文・構成/grape編集部]