常温保存で味が落ちる? 意外と知らないクラフトビールと普通のビールの違い
公開: 更新:
洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
最近流行りのクラフトビール。街を歩くと「クラフトビール専門店」「クラフトビール販売中」といった言葉をよく見かけます。
巷では缶やビンの商品の取り扱いも増えており、世界中のクラフトビールを自宅で味わえるようになりました。
ところで、クラフトビールと普通のビールはいったい何が違うのかご存じですか。
クラフトビールと普通のビールの違い
※写真はイメージ
日本において「クラフトビール」の明確な定義はまだありません。
アメリカ合衆国の小規模ビール醸造所の業界団体である「ブルワーズ・アソシエーション」によれば、クラフトビールは「小規模、独立、伝統的」であると定義。日本のクラフトビールもこれに準ずるという考えから、全国地ビール醸造者協議会が以下のように示しています。
つまりクラフトビールとは、「広く流通している大手の会社が作るビール以外のビール」となるのです。
スーパーで目にする「よなよなエール」や「水曜日のネコ」、「COEDOビール」などがそれにあたり、各地方で販売されている「地ビール」も同じと考えるとわかりやすいですね。
クラフトビールは「要冷蔵」が多い
※写真はイメージ
クラフトビールと普通のビールの違いがわかったところで、続いては「保管方法」をご紹介します。
クラフトビールの多くの銘柄は、要冷蔵での保管が必須と記載されています。
一方、大手の国産ビールにはこの表記がありません。その理由は、2つの酵母の有無にあります。
酵母とは、ビールの発酵のために使われる微生物のこと。クラフトビールには酵母が含まれる商品が数多く存在し、クラフトビール独自のフレッシュさや独特の風味、口当たりを生み出します。
つまり要冷蔵なのは、酵母が入っているか否かという点で決められることが多いのです。ビールの温度が上がるとビールに含まれる酵母が再び活動し、ビールの味わいを変化させてしまうためだといわれています。
5℃以下でおいしさキープ
※写真はイメージ
物や種類にもよりますが、酵母は10℃以上で活動するため、出荷時の味わいをキープするために5℃以下の要冷蔵に保たなければなりません。
要冷蔵の表記がない国産ビールは濾過されて酵母が取り除かれているか、加熱殺菌によって酵母を失活させているため、酵母による香りや味わいの変化が起きないのだそう。
クラフトビールは購入時に必ずラベルを見て、要冷蔵のものは冷やしたまま持って帰り、すぐに冷蔵庫に入れましょう。
製造法や保管方法など、意外と知らない普通のビールとの違い。知識を深めれば深めるほど、自宅のクラフトビールがよりおいしく味わえるかも。
[文・構成/grape編集部]