上品で清楚な香りのライラックは『世界中で愛されている花』 By - 押阪 忍 公開:2023-05-22 更新:2023-05-22 エッセイ押阪忍 Share Post LINE はてな コメント こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。 ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言(ひとりごと)』にお付き合いください。 素敵な香りライラック 爽やかな季節に素敵な花のご紹介です。それはライラックです。お好きでしょうか? ハート型の葉、そして花は円錐形、1cmほどの小花が房のように咲いて、色は薄紫や白、そしてラベンダーに近い青。 我が家にあるのは白です。この花ライラックは、とても良い香りがするので『世界中で愛されている花』なんですね。 原産地はヨーロッパで、フランスでは『リラ』と呼ばれ、シャンソンのタイトルにもなっている花です。 宝塚歌劇団でおなじみの『すみれの花咲く頃』ご存知ですよね。元歌は、シャンソンの『白いリラの咲く頃』と言って、この曲が流行っていた当時、パリを訪れた宝塚の演出家が日本に持ち帰り、公演の劇中歌として大ヒットになりました。 その際、リラは日本に馴染みがないということで、『すみれの花』に差し替えたそうです。 ヨーロッパでは、花の美しさもさることながら、ヘアケア商品に用いられています。軽めのフローラルな香りは、ストレスを緩和するとも言われ、『アロマ』にも広く使われています。 このライラックは、日本でも東北や北海道でよく見られる花です。 札幌大通公園のライラック かつて札幌に仕事で出かけた折、小木1本買って、自宅の庭の隅に植えました。この時期、顔を寄せるとホントに香(かぐわ)しい、いい匂いがして思わずニッコリしています。 札幌では、この5月に『ライラック祭り』が開かれ、何と400本のライラックを楽しめるそうです。400本の匂いを嗅いでみたいですね。 『ライラック』 本当に上品で清楚な香りの花であります。 <2023年5月> フリーアナウンサー 押阪 忍 1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2023年現在、アナウンサー生活65年。 日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。 快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。 ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。 Share Post LINE はてな コメント
こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。
ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。
素敵な香りライラック
爽やかな季節に素敵な花のご紹介です。それはライラックです。お好きでしょうか?
ハート型の葉、そして花は円錐形、1cmほどの小花が房のように咲いて、色は薄紫や白、そしてラベンダーに近い青。
我が家にあるのは白です。この花ライラックは、とても良い香りがするので『世界中で愛されている花』なんですね。
原産地はヨーロッパで、フランスでは『リラ』と呼ばれ、シャンソンのタイトルにもなっている花です。
宝塚歌劇団でおなじみの『すみれの花咲く頃』ご存知ですよね。元歌は、シャンソンの『白いリラの咲く頃』と言って、この曲が流行っていた当時、パリを訪れた宝塚の演出家が日本に持ち帰り、公演の劇中歌として大ヒットになりました。
その際、リラは日本に馴染みがないということで、『すみれの花』に差し替えたそうです。
ヨーロッパでは、花の美しさもさることながら、ヘアケア商品に用いられています。軽めのフローラルな香りは、ストレスを緩和するとも言われ、『アロマ』にも広く使われています。
このライラックは、日本でも東北や北海道でよく見られる花です。
札幌大通公園のライラック
かつて札幌に仕事で出かけた折、小木1本買って、自宅の庭の隅に植えました。この時期、顔を寄せるとホントに香しい、いい匂いがして思わずニッコリしています。
札幌では、この5月に『ライラック祭り』が開かれ、何と400本のライラックを楽しめるそうです。400本の匂いを嗅いでみたいですね。
『ライラック』 本当に上品で清楚な香りの花であります。
<2023年5月>
フリーアナウンサー 押阪 忍
1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2023年現在、アナウンサー生活65年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。