宮内庁を騙った『皇室への献上詐欺』が発生 卑劣な手口に「本当に酷い」「許せない」
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『オレオレ詐欺』や『預貯金詐欺』など、さまざまな方法で金品をだまし取ろうとする、詐欺行為。
犯罪者は、常人では思い付かないような巧妙な手口で人をだまそうとするため、私たちは被害に遭わないように警戒をしなくてはなりません。
2023年7月14日、宮内庁がウェブサイトで明かしたのは、まさに信じがたい犯罪の手口でした。
宮内庁職員を名乗る『皇室への献上』詐欺が発生
宮内庁長官官房総務課は、ウェブサイトで宮内庁職員などを名乗った詐欺行為について注意喚起。
「皇室に献上するので、物品を無償で提供してほしい」といった、ウソの文書を送付する手口が確認されたといいます。
被害者が物品の提供をすると、詐欺師は皇室に物品を献上をした旨の記載がある、看板のような物を渡してくるのだそうです。
他人の善意を利用した、許しがたい詐欺行為。宮内庁は今回の手口について、このように呼びかけています。
産経ニュースによると、詐欺の文書を受け取った人から「一般家庭や農家に、宮内庁がこのように献上品を求めることはあるのですか」との問い合わせが1件入ったことで、発覚したのだとか。
なお、この相談者はすでに物品を提供しており、皇室に献上したことが記載された看板のような物を渡されたと明かしています。
宮内庁や皇室を利用した卑劣な手口に、ネット上では怒りの声が続出。「そんな手口があるだなんて、衝撃を受けた」「本当に酷い。厚意を踏みにじられた被害者に同情する」といった声が上がりました。
宮内庁やその関係者が、皇室への献上物を一般人に依頼し、看板のようなものを渡すことはないといいます。
今回のケースに限らず、不審な連絡を受けた際は、先方の正しい連絡先に確認をとるのが安全といえるでしょう。
[文・構成/grape編集部]