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ニューバランスの定番といえば996と何? 名作といわれるシリーズは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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『New Balance(ニューバランス)』の定番スニーカーといえば、真っ先に名前が挙がるのが『996』と『574』です。

両スニーカーはコスパもよく、老若男女問わず多くの人に愛されている名作で「最初に買うならコレ」「一足持っておくと安心」ともいわれています。

とはいえ、どのようなスニーカーなのかと聞かれると、あまり知らないという人も多いでしょう。

履き心地や機能性、どのような歴史があるのかなど、ニューバランスの定番スニーカーCM996とML574を徹底解剖していきます。

ニューバランスの定番996の特徴や歴史は?

1906年にアメリカ・ボストンで誕生したニューバランス。

創業当初は「アーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカー」だったといわれています。

そんな100年以上の歴史を持つニューバランスの定番とは、どのようなスニーカーなのでしょうか。

歴史や特徴を見ていきましょう。

ニューバランスの定番996:歴史

996の歴史は、1982年に発売された『M990』という900番台シリーズから始まります。

900番台とは、ブランドを代表するような顔的存在のシューズが多数そろっているシリーズで、モデルチェンジも頻繁に行われているモデルです。

M990は、ニューバランスが「1000点満点中990点」という、うたい文句とともに発売したスニーカー。

当時のランニングシューズなら何足か買えてしまう、100ドルという驚きの高価格で発売されました。

その後、二代目として1986年に発売されたのが『M995』。クッション性や安定性、耐久力などが向上したスニーカーです。

そして、1988年に発売されたのが『M996』。オンロード用のランニングシューズとして誕生しました。

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発売から30年以上も経ちますがその人気は高く、大人向けはアメリカ製の『M996』とアジア製の『CM996』や女性用の『WL996』といった、3つの種類が現在でも販売されています。

特にCM996は大量生産のアジア製で安価ですが、美しいフォルムや履き心地のよさを持っており、コスパの高いスニーカーとして有名です。

ニューバランスの定番996:特徴

ニューバランスの王道ともいえるCM996は、どのような特徴を持っているのでしょうか。

まず、見た目に注目をすると、全体的に細身でスタイリッシュなシルエットだということが分かります。

スマートなデザインなので、きれい目な格好にも合わせやすく、ビジネスカジュアルに使う人も少なくありません。

ただ、横幅が少し細めの作りになっているため、横からのフィット感が強く感じる人も多いようです。

いつも履いているサイズよりも「ハーフサイズやワンサイズ上げて履くと丁度いい」という声も。

筆者もハーフサイズ上げて履いていますが、履き心地に問題はありません。

ほかにもCM996の特徴として挙げられるのが、履き心地のよさです。

履き心地に直結するミッドソールには、従来のソールよりも軽い素材を用いた『C-CAP(シーキャップ)』を使用。

軽い履き心地ながらも、しっかりとしたクッション性を持っています。

また、アウトソールはフラットに近い形状をしているため、悪路というよりもタウンユースに向いているようです。

通勤通学など、日常使いにもってこいの性能といえるでしょう。

ニューバランスの定番574ってどんな靴? もとになったモデルは?

996以外にも、ニューバランスには定番といわれるスニーカーが存在します。

それが574と呼ばれるスニーカーです。

996と双璧をなす人気を誇る574とは、どのようなスニーカーなのでしょうか。

ニューバランスの定番574:歴史

574は500番台に属するスニーカーです。

500番台とは、オフロード用に開発されたシリーズのこと。ニューバランスの首脳陣たちが、アウトドアランニングをしていた際に、悪路でも安定した走りができるシューズに必要性を感じ、開発が始まったといわれています。

1982年に発売された『M555』から始まり、『M565』や『M575』などと進化していきながら、1990年代に『M574』が登場。

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M574は、「500番台はオフロード用」というイメージを定着させたM576の廉価版として作られたため、見た目はとてもよく似ています。

996同様、こちらもアジア製の大量生産されているモデル『ML574』が発売されており、コスパの高さ、カラーバリエーションの豊富さから人気のスニーカーです。

ニューバランスの定番574:特徴

ML574のアッパーは、見慣れていないとCM996と同じようなデザインに見えるでしょう。

しかし、実際に見比べてみるとさまざまなところで違いがあります。

特に分かりやすいのが、つま先部分

スマートな作りのCM996よりもボリューム感があり、つま先の横幅に余裕がある作りになっています。日本人の足にはピッタリとフィットしやすいでしょう。

左がML574で、右がCM996

ただ、縦方向は少し詰まっているように感じました。ML574を購入する時もハーフサイズからワンサイズアップして履いている人が多いようです。

また、オフロード用に開発されたスニーカーなので、アウトソールは凹凸が激しい形状となっています。

激しい運動をする時やアウトドアに行く時などに活躍してくれるでしょう。

履き心地に関しても定評のあるML574は、ミッドソールにクッション性能と耐久性に優れた『ENCAP(エンキャップ)』を採用。

インソールも厚みがあるので、クッション性はかなり高いといえます。

個人的にはML574のほうが安定感があり、CM996よりもクッションが柔らかく履き心地がいいように感じました。

ちなみに、オフロード用に作られているML574ですが、タウンユースでも問題なく使用することができます。

日常的な散歩などに使用しても、履き心地のよさを実感するでしょう。

ニューバランスの定番996と574 まとめ

数あるニューバランスのスニーカーの中でも、定番と呼ばれているのは996と574の両シリーズ。

特にアジア製で価格帯が安く抑えられていながらも、品質がよいCM996とML574は人気のモデルです。

スタイリッシュな見た目で細身のデザインのCM996は、ミッドソールが軽量化されており、長時間の着用にも向いているといえます。

ML574は、つま先にボリューム感があり、カジュアルなコーデに合わせやすいデザイン。オフロード用に開発されているため、アウトドアでも活躍してくれるでしょう。

ニューバランスの定番シリーズも、細かな違いを知ることで適した場面での使用ができます。

最適な使い分けをして、定番シリーズをうまく履いていきたいものですね。


[文・構成/grape編集部]

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