「119番通報が大変な混雑」 東京消防庁の措置に反響 「当然の決断」「応援します」
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消防につながる緊急通報用の電話番号『119番』は、火災が発生した時、急病人やケガ人が出た時、事故や災害などで救助を必要とする時などに使うものです。
近年、この119番通報の件数が増加しており、東京消防庁によると令和4年度中に受け付けた119番通報は、103万件以上(速報値)に上るとのこと。
その中には緊急性のない問合せや、消防に関係のないものが、約2割も含まれているといいます。
東京消防庁 「119番通報が混み合っている」
こうした事態に、2023年9月11日、東京消防庁はX(Twitter)上で「119番通報は緊急のダイヤルです」と強調。
ほかの緊急通報を優先するための措置として、「不要不急の電話については最後まで話を聞かずに切断する場合があります」と記しました。
問い合わせや相談など、急を要さない内容で119番通報が混み合ってしまうと、本当に必要な緊急通報に対応できなくなってしまう可能性があるといいます。
ケガや体調不良ですぐ病院にかかるべきか、救急車を呼ぶべきか迷う場合もあるでしょう。
東京消防庁は、電話番号『#7119』でつながる、『東京消防庁救急相談センター』の相談窓口を利用することをすすめています。
投稿には「限られたリソースなのだから、仕方ない」「英断だと思う。応援します」「具合が悪くてうまく話せない人とかはどう判断するんだろう」など、さまざまな反応が寄せられています。
新型コロナウイルス感染症の影響や、熱中症の増加などにより、救急隊の出動要請が増えて激務が問題になっている昨今。
本当に必要とする人たちに救助や医療を速やかに届けるために、一人ひとりが協力をする意識を持たなければなりませんね。
[文・構成/grape編集部]