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「ママが倒れてるの」救急車を呼んだ3歳の少女 適切な行動で母の命を救う

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:Essex Police

2016年冬のある日、イギリスのエセックス州にあるエセックス警察署の救急電話が鳴りました。オペレーターのジュリーさんが応答すると電話の向こうからは可愛らしい声が聞こえてきます。声の主は3歳のソフィアちゃんでした。

ジュリーさん:
ハロー?

ソフィアちゃん:
ハロー。

ジュリーさん:
ハロー、ダーリン。ママはどこ?

ソフィアちゃん:
倒れてる。

ジュリーさん:
倒れてるの?

ソフィアちゃん:
ママが気を失って床に倒れてるの。

ジュリーさん:
ママが気を失って床に倒れてるのね。

ソフィアちゃん:
うん。

ジュリーさん:
そこにはあなたとママのほかに誰かいる?

ソフィアちゃん:
ううん。

ジュリーさん:
あなた、名前は?

ソフィアちゃん:
ソフィア。

ジュリーさん:
ソフィア。よくやったわ。聞いて。あなたは最もお利口な女の子よ。

ソフィアちゃん:
怖いの。

ジュリーさん:
怖くないわ、ソフィア。あなたは私が今まで話した中で一番勇敢な女の子よ。あなたは私と話してるでしょう。だから怖がることはないわ。歳はいくつ?

ソフィアちゃん:
3歳。

ジュリーさん:
3歳ね。オーケー。あなたは本当に素晴らしいわ。わかる?すぐにママを助けに行くからね。あなたは本当によくやったわ。ママはきっとあなたを誇りに思うわよ。ママはあなたにこういうことが起きたらどうするかを教えていたの?

ソフィアちゃん:
ううん。ねえママ、この女の人が来てくれるって。

ジュリーさん:
ママはまだ床に倒れてる?でも大丈夫よ。あなたは私と話しているから、怖くないわよね?

ソフィアちゃん:
怖くない。

ジュリーさん:
もうすぐ誰かがドアを大きな音で叩くかもしれないけど、怖がることはないからね。

ソフィアちゃん:
私、ドアを開けてあげる。

ジュリーさん:
表のドアからやってくるのは救急隊員よ。彼らはママを助けにきたの。だから大丈夫よ。

(電話にソフィアちゃんの家に到着したという連絡が入る)

ジュリーさん:
彼らが着いたわ。ああ、よかった。

Essex Police / YouTube ーより引用(和訳)

救急車を呼んだソフィアちゃんは、自宅でお母さんが倒れているのを見て自ら電話をかけたのです。

ソフィアちゃんの母親は心臓に影響のある病気を持っていて、今回のような発作を起こす可能性があったのだそう。そのためソフィアちゃんに、もし自分が倒れたらどうするべきかを教えてあったということです。

そして小さなソフィアちゃんは、まさに教えられたとおりに行動したのでした。

ソフィアちゃんの母親は無事でした。そしてソフィアちゃんには警察からその勇気を称える証明書とぬいぐるみが贈られました。

倒れているお母さんを見て動揺することなく、冷静に救急車を呼んだソフィアちゃんはもちろん、救急隊員が到着するまでの間、ソフィアちゃんを安心させるために会話を続けたジュリーさんの対応も素晴らしいですね。

まさにチームワークによって救われたお母さんの命。ソフィアちゃん、本当にお手柄でした!


[文/grape編集部]

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