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岩谷産業「各地のたこ焼き店を回った」 大人気のたこ焼き器が生まれた理由とは?

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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たこ焼きの写真

※写真はイメージ

みなさんは、家庭でたこ焼きパーティーを行ったことはありますか。たこ焼きは老若男女問わず人気で、友達同士で集まってワイワイ焼くと盛り上がりますよね。

そんな楽しいたこ焼きパーティーを行うためには、たこ焼き器が必要です。

家庭用たこ焼き器でもっとも高性能といわれるのが、岩谷産業株式会社(以下、岩谷産業)の『炎たこ』シリーズで、2023年現在の最新機種は『炎たこII』です。

本記事では、『炎たこII』の開発・販売元である岩谷産業に取材し、高性能といわれる理由について聞きました。

たこ焼きの写真

たこ焼きを自分で作るのは楽しい!

たこ焼きは、ネタを流し入れて、焼けてきたら千枚通しのような器具や竹串でくるっと回して球形に整えます。

この『回し』がうまくいかないと、きれいに丸くならないことも…。この成形のアクションがたこ焼き作りの面白いところです。

岩谷産業のYouTubeチャンネル『イワタニまるっとch【公式】』では、たこ焼きを上手に焼くコツなどを紹介しています。

家庭でたこ焼きパーティーを行う際には、動画を参考にしながら「うまいね!」「へただな」などといいながら楽しんでみてください。

外はカリッと中はフワトロなたこ焼きになる『炎たこII』

家庭で使えるたこ焼き器には、大きく分けて、電気とガスがあります。本記事で紹介する『炎たこII』は、ガスのカセットボンベを用いるタイプ。

岩谷産業はカセットこんろで有名なメーカーで、ガスの強い火力でたこ焼きを焼き上げるのが特徴です。

たこ焼きの写真

たこ焼き用のくぼみが20個あるプレートを直火で熱するので、熱の伝わりが早く、電気たこ焼き器のように「なかなか温まらない…」ということがありません。

また、たこ焼き器の場合は熱むらが起こらないようにするのが重要です。

熱の伝わり方にむらがあると、「プレートのここは熱いけど、ここはそうでもない」といったことが起こり、焼き上がりに差ができてしまいます。

たこ焼き器の写真

『炎たこII』では、熱むらができるだけ起こらないように、ガスの配管が専用のU字型になっています。

これはできるだけプレート全体に均一に火が当たるようにするための工夫です。

電気たこ焼き器の場合には、最初プレートが温まりにくく、また熱むらが起こりやすいため、仕上がりがべしゃっとした感じになりやすいのです。

しかし、『炎たこII』の場合には、ガスの強い火力を用い、かつ熱むらが起こりにくく工夫されているため、外はカリッ中はフワトロという理想の形に仕上げやすいのです。

ほかにもさまざまな工夫が凝らされいる『炎たこII』のメリットは、以下の通りです。

1.ガスの強い火力。

2.熱むらの起こりにくい火の配置。

3.プレートが外せるので洗うのが簡単。

4.たこ焼きを回しやすく洗いやすい、フッ素加工のプレート。

5.ネタを切るための溝が掘ってある。

意外と盲点なのが『3』で、電気たこ焼き器の中にはプレートが外せないものがあって、この場合、使用後に洗うのが大変です。購入するときには注意してください。

『4』はたこ焼きを球形にす時にネタを回しやすくするための工夫で、使用後に洗いやすいというメリットもあります。

『5』は、プレートがネタで覆われてしまうと、どこで切ればいいのかが分かりにくくなるのを防ぎます。

総じていえば、『炎たこII』は、初めてたこ焼きを焼く人でも失敗しにくく、誰が作ってもおいしくなるように工夫が凝らされたたこ焼き器。そのため、『Amazon』などのショッピングサイトで高い評価を得ているのです。

岩谷産業のたこ焼き器に歴史あり!

『炎たこII』はとても完成度の高いたこ焼き器ですが、実は岩谷産業のカセットボンベ式のたこ焼き器には長い歴史があります。

初めて登場したのは1999年。岩谷産業は本社が大阪にありますが、当時の開発陣は、各地のたこ焼き店に実際に足を運んで食べ歩き、「なんとか家庭でもおいしいたこ焼きが焼けるよう」にと努力したそうです。

下の写真の初号機は『カセットガスジュニアたこ焼器』という商品名で、プレートは鉄の鋳物でした。

たこ焼き器の写真

カセットボンベを用いる点は今と同じで、強い火力が利用できるというので人気でした。

しかし、カセットボンベがむき出しになっており、その点がユーザーから懸念されたそうです。

たこ焼き器の写真

カセットこんろのようにボンベを本体内にセットして、つまみをひねるだけでOKになった『炎たこ』シリーズが登場したのは2009~2016年のこと。上の写真は『炎たこ』の初代機です。

この『炎たこ』シリーズでも、開発陣は多くの店舗を回り、自分の目と舌で味を確認し、プロの現場を意識した製品作りを行ったそうです。

高い評価が得られる製品を作るには、やはり開発に当たる人の情熱と努力が大事なのですね。

岩谷産業のカセットボンベ式たこ焼き器は、初号機が出てからすでに24年が経過。開発陣の努力は受け継がれ、結実して現在の『炎たこII』にいたりました。

同社のたこ焼き器は、今も多くの人が支持する家庭用たこ焼き器であり続けているのです。

取材した岩谷産業からは、「直火でおいしいたこ焼きが焼けます。誰でもおいしく作れて失敗しません。迷ったらぜひ『炎たこII』を選んでください。自信があります」とのことでした。

みなさんも家庭でたこ焼きパーティーを催してみましょう!


[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]

取材協力
岩谷産業

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