電子レンジの解凍 なぜ失敗する? 思わぬ原因に「ためになる」「気を付けます」
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- 出典
- パナソニック公式サイト
肉や魚など、冷凍された食材を素早く解凍したい時、頼りになるのが電子レンジです。とはいえ、電子レンジで肉や魚を解凍するのは、意外に大変。「加熱しすぎて失敗した」「一部分のみが解凍される」といった失敗経験がある人も多いのではないでしょうか。
電子レンジメーカーとしても知られるPanasonic(パナソニック)の公式サイトから、上手に解凍するためのコツを紹介します。
電子レンジ解凍のポイントとは
電子レンジで肉や魚といった食材を解凍する際には、「自動解凍」のメニューを使うのがおすすめです。
自動解凍とは、食品の表面温度や分量を検知し、レンジやヒーター、スチームといった手法を組み合わせて、最適な方法で素早い解凍を目指すメニューのこと。使い手側が難しいことを考えなくてもよいので、「解凍したい食材を入れてボタンを押すだけ」で利用できる便利機能です。
パナソニック公式では、自動解凍を使う時の注意点として、以下のようなポイントを挙げています。
・冷凍庫から出してすぐの状態でレンジに入れる
・ラップや包装は事前に外しておく
・発泡スチロールのトレイのままで入れる
・食材の表面に付着した霜は取り除く
・肉の脂身や皮目は下側にする
・庫内は十分に冷まし、水滴を拭き取った状態で使用する
自動解凍を使う際に、もっとも重要なのは「センサーが食品の量や温度を正しく判断できる環境を作る」ということです。操作ボタンを押す前に、ぜひ確認してみてください。
また、「肉や魚以外の食品」や「分量が100g未満の食品」、「温度が上がった状態の食品」に自動解凍は利用できません。様子を見つつ、手動で少しずつ解凍しましょう。
冷凍時のひと手間も効果的
解凍時の失敗を防ぐためには、冷凍時にひと手間かけておくのもおすすめです。
例えば、肉や魚は「厚み」をそろえるように意識して冷凍するだけでも、解凍ムラが生じにくくなります。重なる部分ができないよう、できるだけ薄くまとめることで、解凍にかかる時間を短縮できるでしょう。
「肉や魚はまとめ買いで冷凍が基本」という人は、ぜひ冷凍と解凍のコツを身に付けてみてください。
チルドやパーシャルの有効活用も
冷凍することで品質を保ちながら保存することができますが、「冷蔵保存では心もとないけど、冷凍して2~3日で回答するのも面倒」という場合は、チルドやパーシャル室を利用しましょう。
冷蔵庫のチルド室は通常の冷蔵コーナーよりも低温に設定されています。パーシャル室はチルドよりもさらに低温になっており、表面部分を凍結する、部分冷凍のような保存方法になります。
そのため、冷蔵よりも日持ちさせることができ、かつ、解凍の手間なく調理を始められるメリットがあります。
冷蔵庫によってチルドとパーシャルが切り替え式だったりと、使い方が異なる場合があるので、説明書も確認しながら、有意義に使ってください。
冷凍しておいた肉や魚を調理する際、ベストなのは「事前の計画に沿ってあらかじめ解凍しておく」という方法です。とはいえ、日々忙しく過ごしている中で、予定どおりにいかない場面も多いでしょう。
電子レンジを使えば、カチコチの肉や魚も素早く解凍可能です。日々のストレスを軽減するためにも、正しい手順やポイントを頭に入れておきましょう。
[文・構成/grape編集部]