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『ラカント』の代用食品6選を紹介! 特徴や使い方も合わせて解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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てんさい糖の写真

※写真はイメージ

『ラカント』は、砂糖と同じくらいの甘さでありながら、カロリー・糖質がゼロの調味料。ダイエット中や健康に気を使っている人の強い味方です。

しかし、時には「お菓子作りをしようと思ったのに『ラカント』がなかった」「『ラカント』だけ買い忘れてしまった」「うっかり切らしてしまってレシピ通り作れない」などのお悩みに直面することもあるのではないでしょうか。

そこで本記事では、『ラカント』の代用食品を紹介します。

『ラカント』の代用品には、同じような甘さでありながらカロリーが低いものと、カロリーは高いけれどしっかりと甘さを味わえるものがあります。

自宅にあるものや近くのコンビニなどで手軽に買えるものも多いので、『ラカント』が手元になくてお困りの人は、参考にしてみてください。

『ラカント』とはカロリーと糖類がゼロの調味料

てんさい糖の写真

『ラカント』は、サラヤ株式会社(以下、サラヤ)の商品。砂糖と同じ甘さでありながら、カロリーと糖類がゼロの植物由来100%の調味料です。

サラヤのウェブサイトによると、『ラカント』は漢方にも使われているラカンカというウリ科の果実の高純度エキスと、トウモロコシなどの発酵から採れるエリスリトールという天然の甘味成分から生成されているのだとか。

両者の配合のバランスを調整することで、砂糖に近い甘さを再現しているのです。

ゼロカロリーでありながら砂糖と同じくらいの甘さなので、健康志向の人々からの注目を集めています。その上、糖質がゼロなので、糖尿病などの生活習慣病の人々の中にも愛用者は多いようです。

また、熱に強く、加熱しても甘味が変わらないといいます。煮込み料理やグリル料理からケーキやクッキーなどの焼き菓子まで幅広い使用が可能です。ただし、『ラカント』にはカラメル化する性質がありません。『ラカント』単体での加熱のしすぎには気を付けましょう。

砂糖の代用品とする場合には、そのままの分量で使えます。置き換える場合の重量換算が不要なので、さまざまな料理やお菓子作りで使う際に、手間がかかりません。

使い勝手のよさから、身体にやさしいスイーツを提供するパティシエからも高評価を受けているそうです。

【用途別】『ラカント』の代用食品一覧

甘味料の写真

『ラカント』の使い方の例として、以下が挙げられます。

  • ケーキやクッキーなどのお菓子作りに使う。
  • コーヒーなどの飲み物に入れる。
  • 照り焼きのタレや煮物などの和食。

ここでは、用途別に適した食品を表にまとめました。

おすすめの使い方代用食品名
お菓子作りに使う・ハチミツ
・オリゴ糖
・グラニュー糖
・てんさい糖
・きび砂糖(焼き菓子のみ)
コーヒーなどの飲み物に入れる・グラニュー糖
照り焼きのタレや煮物などの和食・グラニュー糖
・きび砂糖

『ラカント』の代用品として使えるものは多く、基本的には料理やお菓子作りなど種類を問わず使えますが、液体・粉末や着色の有無などがあるので、作るものに合わせて調整しましょう。

また、カラメル系の調理は『ラカント』では不可能ですが、グラニュー糖やきび砂糖などの代用品では可能です。

使う量を適切にしないと、カロリーが高くなってしまったり、甘くなりすぎてしまったりするリスクがあるので、気を付けましょう。

ヘルシーに甘さを味わえる『ラカント』の代用食品3選

てんさい糖の写真

カロリーを気にせず使える甘味料は、手元に『ラカント』がない時に重宝するでしょう。ここでは、ゼロカロリーではないですが、ある程度カロリーがカットされていながら砂糖と同じような甘味を味わえる調味料を紹介します。

  • ハチミツ
  • オリゴ糖
  • 『パルスイート』

特徴や注意点、使えるレシピ例を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

ハチミツ

ハチミツは、天然で身体に優しい甘味料です。10gあたり30キロカロリーといわれているので、『ラカント』に比べると高カロリーですが、砂糖よりはカロリーが抑えられています。

抗菌作用や抗酸化作用の効果が期待されるとのことで、風邪予防や腸内環境の健康維持に役立つ食品といわれています。ハチミツ自体がやさしい味わいなので、煮物などの和食に入れたり肉を柔らかくしたりする時に活躍するでしょう。

ただし、1歳未満の子供にハチミツを与えると『乳児ボツリヌス症』を引き起こす可能性があるので、代用として使う場合は注意が必要です。

オリゴ糖

お腹に優しく、砂糖よりもカロリーが低いことで知られるオリゴ糖。豆類・野菜・果物にも含まれています。腸内環境を整えるビフィズス菌と相性がよく、健康維持には嬉しい甘味料です。また、小腸で吸収されにくいことから、虫歯の原因になりにくいという特徴もあります。

ただ、人によっては大量に摂取すると下痢を起こしたりお腹が張ったりする可能性があるので、注意が必要です。心配な人は、少量で使い始めましょう。

液体なのでお菓子作りには向いていますが、『ラカント』の代用とする際は、レシピや分量を調整する必要があります。砂糖大さじ1杯の場合は、大さじ2杯を目安とするとよいでしょう。

『パルスイート』

味の素株式会社(以下、味の素)の『パルスイート』は、アミノ酸からできた甘味料なので、糖類を含んでいません。味の素のウェブサイトによると、砂糖よりもカロリーを90%カットした一方で、砂糖の3ぶんの1の量でも同じ甘さが感じられるとのこと。

ダイエッターや糖質制限中の人の強い味方でしょう。体重50kgの人の場合、1日260g(顆粒タイプ)までと、摂取許容量は決められていますが、料理などに使うぶんには問題ありません。

また、『パルスイート』はアミノ酸由来なので、歯垢形成も起こさず、酸も産出しないのだとか。オリゴ糖と同様に、虫歯の原因にならないので、子供に与えやすい甘味料といえそうです。

ローカロリーではない『ラカント』の代用食品3選

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ここでは、砂糖と同じようなカロリーの甘味料で、『ラカント』の代用として使える食品を紹介します。カロリーが高いぶん、ダイエットを目的に『ラカント』を使っている人には不向きかもしれませんが、自宅の調味料棚や近所のコンビニなどで手に入りやすいものばかりです。

  • グラニュー糖
  • てんさい糖
  • きび砂糖

特徴や注意点、使えるレシピの例を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

グラニュー糖

グラニュー糖は砂糖の一種で、普通の砂糖に比べて溶けがよく、サラッとしているのが特徴。

本来の用途では、お菓子作りで使ったり、コーヒーなどの飲み物に入れたりすることが多いです。また、味にクセがなく、素材や風味を生かす料理との相性がよいので、煮物などの和食にも適しています。

メレンゲやホイップクリームを作る際に、グラニュー糖を使うと、きめが細かくしっかりと泡立てることが可能です。焦げにくい性質があるので、焼き色を付けたくないお菓子作りにも向いています。

ただし、大さじ1杯あたりおよそ47キロカロリーと、甘味が強くカロリーが高いので、『ラカント』の代用として使う時は量を減らしたほうがよいでしょう。

てんさい糖

てんさい糖は、サトウダイコンとも呼ばれ、ビフィズス菌などの有用菌の栄養源になるオリゴ糖が5%以上含まれている甘味料です。お菓子作りに向いており、特産地である北海道では、お土産用のお菓子にも使われています。

カロリーは砂糖と変わりませんが、GI値が低いといわれているのが特徴。血糖値の上昇が緩やかになる効果が期待できるようですが、摂りすぎには要注意です。

まろやかで優しい甘さが特徴なので、しっかりした味わいの『ラカント』とは一風違った仕上がりになるでしょう。

きび砂糖

サトウキビからとれ、サトウキビの風味が生きた、まろやかな甘さが特徴のきび砂糖。ミネラルやカリウムが豊富に含まれており、低GIとのことで、血糖値の急な上昇を防いでくれるでしょう。カラメルや照り焼きのたれなどに使いやすい調味料です。

砂糖とは異なり、精製されていないので、茶色の粒状になっています。お菓子作りに使う場合は、粒の色が目立ちにくい、クッキーなどの焼き菓子などに使うとよいでしょう。

『ラカント』を使う時に知っておきたい4つのこと

てんさい糖の写真

『ラカント』自体、砂糖の代わりとして使うことが多い調味料です。幅広い料理で砂糖の代わりとして使えますが、以下のポイントを押さえておくと、失敗せずに使いこなせるでしょう。

  • 冷やすと結晶化する。
  • お菓子作りには砂糖と組み合わせたほうがよい。
  • カラメルは作れない。
  • パン作りには向かない。

その場合はほかの調味料で代用し、後で『ラカント』を買う時の注意点として参考にしてみてください。

冷やすと結晶化する

『ラカント』は、エリスリトールという主成分の特徴により、冷めると結晶になりやすいのだとか。大量に使用した場合、飴のような塊になることがありますが、基本的に温め直せば問題ありません。

結晶化した『ラカント』は、ジャリジャリとした食感になってしまいます。アイスやゼリーなどの冷たいものを作る時は、顆粒タイプではなく、シロップタイプを使うのがおすすめです。

お菓子作りには砂糖と組み合わせたほうがよい

『ラカント』の欠点として、砂糖の特徴の1つである保水力がないことが挙げられます。

保存性もないので、『ラカント』で作ったお菓子は長期保存に向かないといいます。そのため、長期保存することの多いジャムやマーマレードを『ラカント』で作るのは避けましょう。

また、泡立ちが安定しないので、スポンジやパウンドケーキなどの場合、焼き上がりの際に萎みやすくなってしまいます。ふっくらと仕上げるなら、砂糖と組み合わせてみてください

カラメルは作れない

『ラカント』はカラメル化しない甘味料とのことで、砂糖のように焦がして使えません。そのため、照り焼きのタレやプリンのカラメルなどを『ラカント』で作るのは不可能です。

カラメルを使った料理をする場合は、みりんや『ラカント』のシロップを加えることで、おいしく味わえます。用途に合わせてプラスする甘味料を調整しましょう。

パン作りには向かない

『ラカント』はイーストの栄養にならないそうなので、砂糖の代わりにパンの材料として使えません。ふっくらとした仕上がりにならないので、クッキーやサブレなどのほうが適しています。

パン作りに使う際は、すべての分量を『ラカント』に切り替えるのではなく、砂糖と合わせて使いましょう。発酵がスムースに進み、いつもより少し低カロリーなパンが味わえます。

『ラカント』がない時は身近にある甘味料で代用しよう

粉末の甘味料の写真

『ラカント』は、砂糖と同じくらいの甘さでありながら、カロリー・糖質がゼロの植物由来100%の調味料です。料理やお菓子作りには適していますが、イーストの栄養にならないので、パン作りなどには適しません。

また、『ラカント』は焦がしてもカラメルになりませんが、グラニュー糖やきび砂糖ではカラメルや照り焼きのタレを作れます。

『ラカント』が手元にない時に使える代用品は以下の通りです。

  • ハチミツ
  • オリゴ糖
  • パルスイート
  • グラニュー糖
  • てんさい糖
  • きび砂糖

『ラカント』の代用品には、ハチミツやオリゴ糖などのカロリーが低いものと、グラニュー糖やてんさい糖などのカロリーは高い代わりにしっかりとした甘さを感じられるものがあります。

どの甘味料も基本的には代用可能ですが、ものによっては向き不向きがあったり、違った仕上がりになったりすることがあるでしょう。ぜひいろいろな代用品にトライしてみてください。


[文・構成/grape編集部]

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出典
ラカントS オフィシャルサイト味の素株式会社

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