孫の父代わりだった祖父 がん発覚後の1枚に「泣いた」「素晴らしい」
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ウクライナ人女性が駅でパシャリ! 目を疑う1枚に「ヴィーナス像だ」「シルエットが美しい」日本の文化が好きで、2022年に来日した、ウクライナ出身のアニャ(@neti_jp)さん。 駅で撮影した写真をXに投稿したところ、1万件以上の『いいね』が寄せられました。
中学生が作った『鍋敷き』 形が…「最高にご機嫌なデザイン」すこやかむいむい(@sukoyakamuimui)さんがXに投稿したもの。千葉県船橋市にある京成船橋駅を訪れた際、駅の接続デッキで開催中の合同バザーに立ち寄ると、個性的な鍋敷きを発見!
- 出典
- @asobiworld
『父親』という言葉を聞いて、あなたはどんなイメージを抱きますか。
大黒柱という言葉にふさわしい立派な身体つきや、優しくて温かみのある笑顔、連日仕事に励む背中など、『立派な父親像』は人それぞれ。
いずれにせよ、家族に尊敬され、愛される人は、父親として立派に責務を果たしているといえるでしょう。
祖父と、両親が離婚した孫の『ツーショット』に反響
1か月後に父の日を控えた2024年5月中旬、雷(@asobiworld)さんはX(Twitter)で2枚の写真を公開しました。
およそ8年前に離婚を経験した、雷さん。1人の母親として、まだ幼い子供たちを立派に育てていく決意をしました。
そんな親子に寄り添ってくれたのは、雷さんの父親。孫たちに対しても、本当の父親のように、いつも笑顔で見守ってくれたといいます。
雷さんが投稿したのは、、『父親代わり』として孫たちを支えてきてくれた祖父と、当時5歳だった娘さんのツーショット。
…そして、およそ5年後に撮影した、現在の2人の姿でした。
この1枚は、80歳の祖父が『終活の一環』として撮影に挑んだ、娘さんとのコスプレ写真。
漫画『SPY×FAMILY』をテーマに、娘さんはアーニャ・フォージャーを、そして祖父はヘンリー・ヘンダーソンに扮し、とっておきの思い出を作ることにしたといいます。
祖父は、今回が初めてのコスプレ。ステージ4の肺がんで余命を宣告されたことを受け、余生を自宅で過ごしながら、家族と一緒に『終活』をすることにしたのです。
そんな祖父の夢は、『孫と一緒にコスプレをすること』。雷さんは、知人のカメラマンである@Masa_404さんに撮影を依頼し、コスプレをセッティングしました。
当日は祖父の体調を考慮した上で、身体に負担がかからないよう、自宅のカーペットの上に寝転がる形で撮影を行ったそうです。
酸素ボンベを着用するようになっても、コスプレの実現を楽しみにしていたという祖父。こうして一緒にコスプレをして、思い出に残る写真を撮影し、喜んだに違いありません。
写真越しに深い愛が伝わるツーショットは拡散され、多くの人から反響が上がっています。
・本当にいい写真で涙が出た。おじいさん、嬉しかっただろうな。
・素晴らしい取り組み!ご家族の幸せな時間が、少しでも長くありますように。
・こんなにも優しさと愛おしさにあふれた1枚は、初めて見た。
『父親代わり』として、親子を支えてきてくれた祖父に「ずっとずっと、優しい笑顔で子供たちを見てくれてありがとう」と感謝の気持ちを述べた、雷さん。
雷さん親子の感謝と愛は、祖父にしっかりと伝わっているはず。美しい家族愛は、写真を通して、たくさんの人の心を突き動かしました。
[文・構成/grape編集部]