運転見合わせで混乱する駅 貼り紙の内容に「親切だな」「もっとアナウンスすべき」
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各地の学校が夏休みに入り始めた、2024年7月現在。新幹線を利用した家族旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。
速くて便利な新幹線ですが、事故や天災といった不測の事態により、運休や運転見合わせになることも少なくありません。
突然予定変更を余儀なくされたら、頭が混乱する人は少なくないでしょう。
駅の貼り紙に「めちゃくちゃ大事なこと知れた」
2024年7月22日、東海道新幹線の線路内で、保守用の車両同士が衝突する事故が発生。一部区間で終日運転を見合わせる事態となり、約25万人に影響が及びました。
「今回の東海道新幹線に限らず、これはもっと広く知られるとよい掲示なのです」
Manabu INOUE(@kasobus)さんが、こんな言葉を添えてXに投稿した『駅の貼り紙』に反響が集まっています。
貼り紙が撮影されたのは、同日、事故による運転見合わせで混乱が広がっていた、JR京都駅。
当時は多くの利用客が、運転状況の問い合わせや乗車券の払い戻しを求めて、窓口に向かっていたことでしょう。
同駅は、利用客に向けてこんな案内を貼り出していました。
東海道新幹線運転見合わせに伴う乗車券類の払い戻しについて
後日でも(明日以降、1年以内)対応させていただきます
同駅の案内によると、運転見合わせに伴う乗車券類の払い戻しは1年以内であれば対応可能だとか。
当日でなければ対応できないと思い、焦って窓口に駆け込んでいた人もいるのではないでしょうか。
1年以内であれば払い戻しが可能と分かれば、後日落ち着いたタイミングで窓口に行くことができそうですね。
西日本旅客鉄道株式会社が運営する『JRおでかけネット』の『よくあるご質問』ページでは、「予約していた列車が運転を取り止めた場合は、乗車日から1年以内であれば払い戻し手続きが可能」と記載されています。
また、東日本旅客鉄道株式会社では「2時間以上の遅れに伴う払い戻しについて、遅れが発生した日の翌日から1年以内であれば対応可能」とのこと。
東海旅客鉄道株式会社でも「2時間以上の遅れに伴う特急料金の払い戻しは、当日または遅れが発生した日の翌日から1年以内可能」と説明しています。
なお、旅行会社が発行したものや一部の切符は窓口での対応が不可だったり、払い戻し金額が異なったりするため、事前に利用会社のウェブサイトなどをよく確認するようにしましょう。
JR京都駅が貼り出した情報を「知らなかった」という人も多くいた模様。投稿にはこんな声が寄せられています。
・貼り出してくれるのはありがたいですね。もっとアナウンスすべき。
・1年間も対応してもらえるんですね。めちゃくちゃ大事なことを知れた。
・これなら焦って並ばなくても済みます。貼り出してくれるのは親切だな。
突然の運休や運転見合わせに見舞われると、あらゆる情報が錯綜し混乱を招きやすいもの。
こうした駅からの案内があると、落ち着いて行動できそうですね。
[文・構成/grape編集部]