「一部の来園者側のマナーによっては…」 動物園の貼り紙に悲しくなる
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ヨチヨチ歩く赤ちゃんカンガルーが…? 動画に「世界一キュート」「抱きしめたい!」この記事では、カンガルーの赤ちゃんが初めて歩く瞬間を紹介しています。

自由研究になるかも? 約6500万年前と今、カメの違いに「なるほど!」三重県南牟婁郡にある道の駅『紀宝町ウミガメ公園』には質問用紙が設置されており、記入すると飼育員が答えてくれるのだとか。ある日、来館者から届いたのは、ワニガメに関する質問でした。
grape [グレイプ] trend
水族館などを巡るのが好きな、りこ(@BLUEWHALE0602)さん。
ある日、大阪にある天王寺動物園に行き、1枚の貼り紙を発見しました。
貼り紙があったのは、ロープで封鎖された通路の前。
貼り紙には、読んでいて悲しくなる言葉がつづられていました。
チンパンジーへの食べ物投げ込み防止のため屋外通路を封鎖しています
飼育員やガードマンの目を盗んでチンパンジー舎へのお菓子、食べ物の投げ込みが頻発しています。
お菓子などの糖分が高い食べ物はむし歯の原因となり、最悪の場合、食べることができなくなったり、むし歯の菌による敗血症で死んでしまうこともあります。
また、ヒトから動物へ病気が感染してしまう可能性もあるため、一時的に封鎖しております。
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
動物園では、日々の食事からおやつに至るまできちんと健康管理をしています。
「食べているかわいい姿を見たいから」という理由で、来園者がお菓子などを飼育員に無断で与えるのは人間のエゴでしかありません。
そういった行いをする人たちは、動物たちが病気になる可能性を考慮せず、自分たちの一瞬の楽しみを優先しているのでしょう。
マナー違反が続けば、動物たちを身近に感じられるような動物園の工夫が次々となくなってしまう場合もあります。
動物園に行った際には、動物たちをただかわいがるのではなく、『命の大切さ』についても考えてほしいもの。
身勝手な行いをする人が、少しでも減るよう願って止みません。
[文・構成/grape編集部]