「一部の来園者側のマナーによっては…」 動物園の貼り紙に悲しくなる
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
水族館などを巡るのが好きな、りこ(@BLUEWHALE0602)さん。
ある日、大阪にある天王寺動物園に行き、1枚の貼り紙を発見しました。
貼り紙があったのは、ロープで封鎖された通路の前。
貼り紙には、読んでいて悲しくなる言葉がつづられていました。
チンパンジーへの食べ物投げ込み防止のため屋外通路を封鎖しています
飼育員やガードマンの目を盗んでチンパンジー舎へのお菓子、食べ物の投げ込みが頻発しています。
お菓子などの糖分が高い食べ物はむし歯の原因となり、最悪の場合、食べることができなくなったり、むし歯の菌による敗血症で死んでしまうこともあります。
また、ヒトから動物へ病気が感染してしまう可能性もあるため、一時的に封鎖しております。
ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
動物園では、日々の食事からおやつに至るまできちんと健康管理をしています。
「食べているかわいい姿を見たいから」という理由で、来園者がお菓子などを飼育員に無断で与えるのは人間のエゴでしかありません。
そういった行いをする人たちは、動物たちが病気になる可能性を考慮せず、自分たちの一瞬の楽しみを優先しているのでしょう。
マナー違反が続けば、動物たちを身近に感じられるような動物園の工夫が次々となくなってしまう場合もあります。
動物園に行った際には、動物たちをただかわいがるのではなく、『命の大切さ』についても考えてほしいもの。
身勝手な行いをする人が、少しでも減るよう願って止みません。
[文・構成/grape編集部]