「黒猫を譲ってください」と投稿した男性 半年後?「涙が出た」「なんという奇跡」
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- 出典
- @Rabbit_pump
ペットは家族の一員として、ともに幸せを分かち合い、飼い主にたくさんの笑顔を与えてくれる存在。
家族との出会いは、縁といえます。計画的に迎えた人もいれば、偶然出会いを果たした人もいるでしょう。
もしかすると、その『奇跡』は猫たちによって仕組まれたものかもしれません…。
男性が経験した『猫との出会い』に驚く声が相次いだ理由
「黒猫を譲ってくださる方を探しています」
そんな呼びかけをXに投稿したのは、ロビンエンジン(@Rabbit_pump)さん。
黒猫に限定したのは理由がありました。投稿者さんは黒い毛が愛らしい元保護猫と暮らしていたものの、先天性の腎不全により、迎えてから8か月で亡くしてしまった経緯があるのです。
また、幼い頃から猫と暮らしてきたほか、地域猫に関する活動に取り組んだ経験もあり、「また猫と生活をともにしたい」という想いを抱いたといいます。
とはいえ、ペットとの出会いは縁。投稿者さんはこの呼びかけを発信した後、気長に『その日』を待つことにしました。
「黒猫を譲ってください」の呼びかけから約半年後…?
呼びかけを投稿してからおよそ半年が経過した、ある日のこと。
自動車整備士として働く投稿者さんの元に、飛び込みで1本の依頼が来ました。
「車から猫の声がするので、確認してほしい」
狭くて暗い場所を求めた野良猫が、うっかり車の内部に潜り込んでしまうケースはよく耳にします。
そういった可能性を考え、投稿者さんは速やかに点検作業を実施。その結果、待ち望んだ『その日』を迎えることになったのです!
なんと、エンジンルームから出てきたのは、投稿者さんがずっと出会いを待ち望んでいた1匹の黒猫!
前述したように、猫が車内に入り込むのは珍しくありません。きっとこの黒猫も、外をさまよっていた際に入ってしまったのでしょう。
状況から飼い猫ではないことを確認した上で、投稿者さんは黒猫を保護。動物病院に連れて行き、検査などを済ませました。
そして、この日出会った黒猫を、家族の一員として迎え入れることにしたのです!
先住猫との悲しい別れを乗り越えた末で経験した、小さな命との出会い。
grapeが話をうかがったところ、投稿者さんはこのように心境と背景を明かしてくれました。
まさか、中に入っていたのが望んでいた黒猫とは思っていなかったので、驚きました。
それと同時に、猫が危険な部位に落ちてケガをしたり、挟まったりせず、ちゃんとエンジンルームに留まって無事だったことに安心しましたね。
見つけた瞬間は、嬉しさと驚き、そして「旅立った先住猫が帰ってきてくれた!」などのいろんな気持ちが混ざり合い、泣きそうになりながら家族に迎え入れる覚悟を決めた背景があります。
ネット上では、野良猫がコミュニティで『猫を迎えたがっている人間』について情報交換を行っていると推測し、そのつながりを『ねこねこネットワーク(通称:NNN)』と呼んでいます。
今回の黒猫も、ほかの野良猫仲間から「あの人は黒猫に出会いたがっているらしいよ」と教えてもらったのかもしれませんね。
奇跡か、はたまた『NNN』による計画的なものか…。投稿者さんのエピソードに、多くの人から驚く声が上がりました!
・すごい、なんという奇跡!猫ちゃん、助けてもらえてよかったね。
・これぞまさに運命じゃん。涙が出た…。
・『NNN』が、ここでもまた仕事をしているぞ!
投稿者さんによると、『日産セレナ』のエンジンルームで保護されたことから、『セレナ』という名前にしようと考えたものの、猫がオスのためボツになったのだとか。
その後、恋人の「隠れていたなら忍者っぽく『かげまる』か、尻尾がライオンに似ているから『ししまる』はどう?」という提案を受け、『獅子丸』と名付けたといいます。
危険な状況から生還を果たし、強そうな名前を贈ってもらえた獅子丸くん。温かい家族の元で、たくましく成長していくに違いありません!
[文・構成/grape編集部]