学校を飛び出した自閉症の少年 発見した警察官がとった行動に称賛の声
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アメリカ・ノースカロライナ州の警察官、ティムさん。ある日、彼はパトロール中に通報を受けました。
「高校を飛び出した自閉症の生徒を捜している。彼は自殺をする可能性がある。」
過去には暴力行為を行ったこともあるというこの少年は、ティムさんによってまもなく無事に見つかりました。
警察官は少年をすぐに学校へ連れて行かなかった
ティムさんは少年をすぐに学校へ連れて行くことはしませんでした。彼はまず、少年に何があったのかを訪ね、その場で彼の話をゆっくり聞いてあげたのです。
ティムさんは少年と20分近く話をしました。そのうち少年はティムさんにすっかり心を開き、笑顔も見せていたということです。ティムさんは少年の気持ちが落ち着いてから、母親と学校の責任者の元へと連れて行きました。
この写真をFacebookに投稿したノースカロライナ州の警察署は、こうコメントしています。
少年が学校を飛び出したのには、何か理由があったのだろう。そしてそのことを誰かに聞いてほしいのではないか。きっとティムさんはそう察したのでしょう。仕事とはいえ、一人の少年に対して心から思いやりをもって接し、素晴らしい対応をしてくれたティムさんに拍手を贈りたいですね。