聴覚障がい者が感動した、店員の行動 「ハッとした」「知らなかった…」
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- 出典
- @usasa21
障がいのある人もできるだけ快適に暮らすことができるよう、社会ではバリアフリー化が推進されています。
例えば、健常者であれば特に意識しないであろう階段も、視覚障がいや身体障がいがある人などにとっては、高い壁のようなもの。
障がいのある人の移動をサポートするためにも、階段の付近にはエレベーターやスロープが導入されているのです。
聴覚障がい者が、店員の行動に心打たれた理由
生まれつき耳が聞こえない、うささ(@usasa21)さんは、相手の唇の動きから言葉を想像する読唇術(どくしんじゅつ)を活用するなど、日常生活でさまざまな工夫をしています。
しかし初対面の人は、うさささんの事情を知りません。そのため買い物をする際は、店員にスマホの画面を見せ、文字で障がいについて伝えるようにしているのだとか。
そんなうさささんですが、飲食店を利用する際、『壁』にぶつかることがあるといいます。原因は…音が鳴るタイプの呼び出しベルでした。
順番が回ってきた時に、音を鳴らすことで教えてくれる、呼び出しベル。
振動するものや、ランプが点滅するものもありますが、音が鳴るだけのタイプの場合、聴覚障がい者は気付くことができません。
うさささんの事情を察した店員たちは、その場で振動する様子を見せたり、ちゃんと振動するかを確認したりと、配慮をしてくれたのだとか。
呼び出しベルを渡されても、どのような方法で通知してくれるかが分からず、これまでに何度も困ったことがあるという、うさささん。だからこそ、店員のこういった親切な行動に心打たれたといいます。
聴覚障がい者の日常に潜む『壁』や、店員の素晴らしい対応について、たくさんのコメントが寄せられました。
・いわれてみれば、音のみの呼び出しベルは聴覚障がい者に優しくないね。ハッとした。
・これを「いい話だね」だけで終わらせず、社会で理解が進むようにちゃんと考えたい。
・そんな不便があるだなんて、知らなかった…。自分が体験しないと気付けないことって、たくさんあるね。
客の事情を察し、親身になって対応してくれた、飲食店の店員たち。『プロの店員』の姿に、漫画を通して多くの人が尊敬の念を抱きました。
そして、障がいのある人たちが生活しやすくなるよう、より改善が進むことを祈ったようです。
[文・構成/grape編集部]