スタバで注文した吃音の男性 渡されたカップを見て衝撃を受ける
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※写真はイメージ

女性「感動した」 白杖の男性が赤信号の交差点で…「す、すげぇ」「もっと広まって」障害のある人の生活や社会参加を、デザインの力で支援する会社を経営している、方山(@denkiry)さん。 ある日、街中を歩いていると、白杖を持った男性を発見しました。

優先席で高齢者を立たせ、平然と座る若者 障がい者の意見に「本当にそれ」「広まってほしい」『若者の優先席利用』がネットで議論に。障がいを持つ年配男性が思ったこととは…。
- 出典
- Tan Lekwijit
カジュアルな雰囲気と、種類豊富なコーヒードリンクなどが世界中で人気のスターバックス。しかしここ数年、アメリカのスターバックスでは店員の接客をめぐってさまざまな問題が起きています。
2018年5月には、黒人や移民に対する人種差別があったと非難された事態を受け、スターバックスはアメリカ国内の直営店を休業し、従業員に差別について学ぶ研修を行いました。
そのスターバックスでまた、1人の客が差別的な待遇を受けたとして問題となっています。
「ひどくバカにした態度」友人が怒りの投稿
ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるスターバックスを訪れたサムさんは、アイスコーヒーを注文。サムさんは吃音をもっており、言葉を発する時にどもってしまうことがあります。
店員に名前を聞かれた彼がどもりながら「サム」と答えると、店員はサムさんの真似をして、「オッケー。サ・サ・サ・サム」と聞き返したのだそう。
これだけでも非常に失礼に当たることですが、さらにサムさんは注文したコーヒーのカップを見てショックを受けます。なんとカップには彼の名前が『SSSAM』と書かれていたのです。
カスタマーサービスに訴えるも、的外れな返信が
この出来事に気分を害したサムさんは、スターバックスのカスタマーサービスにメールで苦情を伝えます。
ところが返ってきたのは、「名前の書き方によってお客様に失礼な対応だと感じさせてしまい申し訳ありません」という、まるで定型文のような謝罪の言葉と、5ドルのギフトカードだったということです。
この話を聞いたサムさんの友人であるタンさんは、自身のFacebookにカップの写真と共に一連の出来事について投稿。
このタンさんの投稿は一気に拡散され、数日後にスターバックスはFacebook上でサムさんに不適切な対応をした従業員を解雇したことを伝えました。またサムさんにも直接連絡を取り、謝罪をしたようです。
タンさんは今回の出来事についてFacebookでこうつづっています。
差別をする人たちは、差別を受けた人の心の痛みがどれほど大きなものか、きっと想像がつかないのでしょう。また意図的でなくても無意識に誰かを傷つけてしまっている可能性もないとはいえません。
これは決して他人事ではなく、私たちみんなが常に気を付けていなければいけないことです。意図せず間違ってしまったとしたら、誠意を持って謝罪すべきでしょう。
[文・構成/grape編集部]