『ビール』と『発泡酒』の違いは何?定義や味・見分け方を徹底解説
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仕事終わりや飲み会の席などで、最初に飲みたくなるビール。
ビールは『生ビール』と『発泡酒』に大別され、生ビールは「高いけれどおいしい」、発泡酒は「安いけれど生ビールより味が劣る」とイメージしている人も多いかもしれません。
しかし、厳密にはそれぞれ明確に定義されており、発泡酒にもおいしいものや値段が高いものも存在します。
本記事では、ビールと発泡酒の違いについて詳しくご紹介。新ジャンルといわれる『第3のビール』や『第4のビール』との違いも解説していますので、特徴を理解して好みや場面に合わせたビールを選びましょう。
『ビール』と『発泡酒』の違いは何?
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『ビール』と『発泡酒』は明確に定義が異なり、味や値段に違いが見られます。
本章では、それぞれの違いを5つの観点から見てみましょう。
麦芽比率や副原料の違い
麦芽比率とは、原材料における麦芽の使用割合のことであり、日本では麦芽比率が50%以上をビール、50%未満を発泡酒と定義しています。
副原料には穀物類やイモなどが挙げられ、ビールに使用できる副原料は法律によって規定されているのです。『ビール』と名乗ることができるのは、副原料の使用割合が5%未満のものだけ。
また、ビールの製造過程において、味や香りの変化を防ぐべく、酵母の働きを止める熱処理をおこないますが、熱処理されていないビールを『生ビール』と呼びます。
発泡酒のなかでも、熱処理をしていないビールは数多く存在するようです。
値段(酒税)の違い
2025年2月現在では発泡酒よりビールのほうが値段が高いケースは多く、この理由は『酒税』が関係しているのです。
ビール類の酒税は『麦芽比率』で決定し、2023年10月時点で以下のように税額が異なります。 なお、税額は350㎖換算の価格です。
2026年には一律54.25円になる予定です。
味や見た目の違い
ビールと発泡酒では使用する原材料に違いがあるため、味や見た目も異なります。
ビールは麦芽比率が50%以上で主材料としてホップや水が使用されていることから、麦芽由来の深い旨味とコク、ホップの香りや適度な苦みを味わえるでしょう。
対して、発泡酒は麦芽比率が50%未満、かつビールに使用が認められていない原料も使用できます。
軽やかですっきりとした飲み口やフルーティーな風味がするなど、使用される原料によって味に変化が見られるでしょう。
麦芽の種類(使用量)によって見た目が異なり、麦芽含有量の少ない発泡酒のほうが淡い色合いになるケースが多いといえます。
泡立ち方の違い
ビールと発泡酒では、泡立ち方や泡の持続時間にも違いが見られます。
ビールの泡に影響を与えるのは『麦芽』と『ホップの量』であり、原料がビールとは異なる発泡酒では泡がすぐになくなってしまうといわれることも。
ただし、淡色麦芽を多く使用している発泡酒であればビールと見た目に大差がないため、原料を確認して購入するものを選ぶとよいでしょう。
アルコール度数の違い
アルコール度数はビールによって異なるものの、5~6%ほどが一般的です。
ビールのアルコール度数は麦汁に含まれる糖の濃度に影響することから、発泡酒のほうがアルコール度数の低いものもあるでしょう。
日本人はアルコール度数が低めで後味のすっきりしたビールを好む傾向にあり、低アルコールに対する需要も増加しています。
新ジャンル(第3や第4)のビールとの違い
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新ジャンルとは、ビールや発泡酒に続くビールであり『第3のビール』『第4のビール』と呼ばれることもあります。
第3、第4のビールの違いは以下の通りです。
新ジャンルはビールに比べて酒税が抑えられているため、ほかのビール類に比べて安く購入できるケースもあるでしょう。ただし、2026年から酒税が54.25円に一本化されるため、値段における利点はなくなります。
それぞれ原料が異なることから、今後は『値段』ではなく『味や好み』によって購入する種類を変えるとよいでしょう。
『ビール』『発泡酒』『新ジャンル』を購入する際の見分け方
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ビール、発泡酒、新ジャンルは、ラベル表示や原材料において違いが確認できます。
【ビール】
【発泡酒】
【新ジャンル】
ビールと発泡酒は値段である程度見分けられますが、発泡酒と新ジャンルはラベルや原材料を確認しないと違いが把握しづらいといえるでしょう。
今後ビールの値段が変わる?酒税一本化による変化について
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2025年2月時点では、ビール、発泡酒、新ジャンルにかかる酒税の税率が異なりますが、2026年にこの税率が一律にそろうこととなります。
酒税一本化については2020年10月から徐々に進められており、2023年、2026年と3回に分けて以下のように段階的に実施されます。
※350㎖当たりの税額であり、小数点以下を切り上げ。
ビールの値段は下がり購入しやすくなる半面、麦芽比率25%未満の発泡酒や新ジャンルなど値段の安いビール類を購入していた人にとっては実質的な値上げとなります。
『ビール』と『発泡酒』の違いに関するよくある質問
本章では、ビールと発泡酒の違いに関するよくある質問を3つご紹介します。
ビールと発泡酒どちらのほうが身体によい?
ビールと発泡酒の場合、同じアルコール度数であれば身体への影響に違いはほぼないといえます。
健康面を気にされる場合は、ビールか発泡酒かではなく『自分の身体に合った適量にとどめること』や『一緒に口にする食事』に注意しましょう。
ただし、発泡酒や新ジャンルは、麦芽やホップ以外のさまざまな添加物や副原料が使用されています。一般的に、発泡酒は添加物が、新ジャンルは副原料が多く含まれているとのこと。
添加物の摂りすぎを気にする人は、発泡酒や新ジャンルのビールを購入する際、原材料にも注目しておくとよいでしょう。
ビールを飲むと太るって本当?
ロング缶1本で糖質が約15gと、ビールには糖質が含まれているものの、ビールを飲むだけで太ることは少ないと考えられています。
「ビールを飲むと太る」といわれる理由は、ビールと一緒に摂る食事が原因の1つです。
ビールに合うつまみは、揚げ物や味が濃いものが多くカロリー過多になりやすい傾向があるようです。また、炭酸やホップの成分には食欲増進効果があるといわれています。
さらに、アルコールが身体に入ってくると糖や脂質の利用が後回しになり体脂肪の分解が抑制されるため、飲みすぎれば太りやすくなってしまう点にも注意が必要です。
クラフトビールと発泡酒は何が違うの?
クラフトビールとは、小さな醸造所で作られた個性派ビールのことを指しており、原材料を工夫してよりおいしいビールを作るという観点から誕生しました。
日本では、麦芽比率が50%以上かつ定義された副原料を使用しなければビールとは名乗れないため、クラフトビールも発泡酒に分類されることが多いとされています。
「発泡酒はビールの代替品だ」と考える人もいるものの、2025年現在は発泡酒の質も大きく向上しており、ビールとは違った味わいを楽しめるでしょう。
『ビール』と『発泡酒』の違いは、麦芽の量や原料
ビールと発泡酒は麦芽の量や原料が異なるため、それぞれ違った味を楽しめます。特に、発泡酒は選択肢が非常に多いことから、飲み比べてその違いを楽しむのもよいでしょう。
ビール、発泡酒、新ジャンルの見分け方は、商品のラベルやパッケージを確認することです。
2026年10月から酒税が統一されてビールの値段が下がり、発泡酒や新ジャンルの値段が上がってしまう点にも注意しておきましょう。
※この記事は、一部税務署のウェブサイトを参照しています。
[文・構成/grape編集部]