「新たな表現を開拓していきたい」水彩画を始めて5年… 成長に称賛の声
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「え、ウソでしょ」「写真じゃん」 10万人が反応したリアルすぎるイラストが?イラストレーターの、ハンカチ(@koutyakizoku)さんが『#独学でここまで成長したから一緒に頑張ろう』というハッシュタグを付けて、2015年と2025年に描いた作品をXに投稿。作品のクオリティに驚きの声が上がりました。

娘のイラストを見て、母が… 完成したものに「芸術一家すぎる」「一生もの」自身が手掛けたイラストが、母親の手で刺繍作品になったという、イラストレーターのヤマダアヤノ(@ymdn_000)さん。 Xに実際の作品を投稿したところ、13万件の『いいね』が送られ、大きな反響を呼びました。
繊細で柔らかい表現ができる、水彩画。
水による独特のぼかしなどが、油絵にはない美しさを生み出します。
イラストレーターのこまちみゆた(@miyutaeokiba)さんは、2枚の水彩画をXに投稿。
水彩画を始めたばかりの頃に描いた作品と、5年後に改めて同じモチーフで描いた作品とを比較しました。
5年間の努力が垣間見える投稿に、9万人以上が『いいね』を寄せています。
まずは、水彩画を始めた頃のイラストをご覧ください!
デフォルメされたハチの、丸い目やずんぐりとした体つきが、かわいらしいですよね!
子供向けの絵本に登場しそうな柔らかなタッチに、心惹かれる人も多いのではないでしょうか。
ここから5年が経過すると…。
シャープで写実的なハチになりました!
全体の描き込みや色の重ね方が細かくなり、立体感が生まれています。ハチはイラストとしての温かみを残しながら、本物に近い姿になっていますね。
5年間で、一体何枚描いてきたのでしょうか。2枚の水彩画から、こまちさんの努力が伝わってきます。
水彩画を比較した投稿には、多くの称賛の声が集まりました。
・努力の天才で、尊敬します。
・ここまでかわいい水彩画は初めて見た。柔らかい色味で、温かさを感じる。
・5年前も、絵本のような絵でかわいらしいです。
・芸術ですね。さらに5年後とか、一体どうなっているのでしょうか!
水彩画の面白さとは? こまちさんに取材してみた
素敵な投稿で、多くの人に感動を届けた、こまちさん。
grapeは、水彩画への想いや5年間での成長について、こまちさんにうかがってみました。
――こまちさんの考える、水彩画の面白さを教えてください。
人の手では完璧に制御し切れない、『揺らぎ』のようなものが水彩の面白さだと思っています。
――5年かけて、一番成長したと思う点はどこですか。
変化したのはモチーフのとらえ方だと思います。
最初はのびのびと心の中のイメージのままに描いていたのですが、今は実際の動植物の資料を見たり、野外で観察したりなど、自分の中にないイメージを自然からいただくことを大切にしています。
――投稿で新旧の2枚を比較して、感じたことはありますか。
決して、今のものが昔のものの単純な上位互換というわけではなく、それぞれの作品に似合う居場所があるのかなと思います。
昔の自分のいい所を再発見しつつ、さらに新たな表現を開拓していきたいです!
成長を続けるためには、時に、過去の作品を振り返るのも重要な作業なのかもしれませんね。
こまちさんは、これからも素敵なイラストで、多くの人を魅了していくことでしょう!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]