ライターに油性ペンでイラストを描いて… 完成品に「タバコを吸わなくても欲しい!」
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撮影:grape編集部

101歳女性がタバコをやめた理由に『11万いいね』 予想外すぎる一言とは?2025年9月15日、そんな敬老の日にXでエピソードを公開して注目を集めたのが、10年以上介護施設で働いているという、のぶ(@nobu_fukushi)さんです。

母親「盛大にお茶吹いた」 小2娘が描いたイラストが…「朝から爆笑した」「すごい才能だ」小学2年生の娘さんを育てる、イラストレーターの、まるぺ(guuguufuu)さん。 ある日、部屋の壁にかけてあるホワイトボードを見て、つい飲んでいたお茶を吹き出してしまったそうで…。
レバーを押すだけで、手軽に火をつけられるライター。キャンプや停電時などにも役立ちますが、喫煙者以外にとってはなじみが少ないものではないでしょうか。
2025年9月下旬現在、加熱式タバコの流通で、喫煙者でもライターを手にする人が減る中、Xではとあるライターが話題を呼んでいます。
ユニークなデザインが目を引き、なんと、非喫煙者からも「普段はタバコを吸わないけれど欲しい」という声が相次ぎました。
多くの人の心をときめかせたライターが…こちらです!
撮影:grape編集部
描かれているのは、素朴でなんとも愛らしいデザインの猫やアヒル。
それぞれ、サツマイモを手にしたり、赤トンボを眺めたりしており、どこか秋らしさを感じるイラストですよね。
シャボン玉を飛ばしていたり、紙風船で遊んだりするシーンには懐かしさを覚える人もいるのではないでしょうか。
筆者が調べたところ、メルヘンチックなデザインのライターは、東京都江戸川区にある『岡島たばこ店』で作られているものと判明。
気になった筆者が同店にうかがい、取材を行いました!
ライターにイラストを描く際に使う道具が?
SNSで話題となったライターを制作しているのは、同店3代目の岡島弘枝さん。
祖母と父親から店を受け継ぎ、たった1人で店を切り盛りしています。取材中には、岡島さんと世間話を楽しむ常連客の姿も多く見られました。
JR小岩駅近くに構える店のたたずまいからは、70年間の長い歴史が感じられますね。
撮影:grape編集部
岡島さんはもともと、子供の頃から絵を描くことが好きだったといい、「学校ではよくノートの片隅に落書きをしていました」と笑います。
岡島さんが小さなライターにイラストを描くために、なんの道具を使っているかというと…。
撮影:grape編集部
『極細』タイプの油性マーカー!
しかも、小さなライターに直接描いているといいます。
てっきり「大きな画用紙に描いた絵を印刷したシールを貼りつけているのでは」と予想していた筆者は驚きました。
すべて手描きということを知って「すごいですね…」とうなる筆者を前に、「暇つぶしの落書きですよ」と笑う岡島さん。特別に、制作の工程まで見せてくれました。
繊細なイラストを描き終えるまでの工程に驚き!
膝上に置いたボードにライターを乗せて、イラストを描いていきます。
撮影:grape編集部
イラストボードは木製で、友人である一級建築士が手作りした『特注品』。
ボードの上部には、イラストを描き終えたライターを置けるくぼみが設けられており、デザインの『被り』がないかを確認しやすいそうです。
拡大鏡をのぞきながら、イラストを描き進めていきます。
撮影:grape編集部
海や雲といった風景は、マーカーで色をつけた部分に、アルコール消毒液を含んだ綿棒を押し当ててにじませることで表現。
撮影:grape編集部
最後に保護フィルムを貼れば、完成です。なんと、わずか5分程度で仕上がりました!
撮影:grape編集部