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『サラリーマン・OL』は外国人には通じない? 正しい英語を解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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『サラリーマン フリーター OL』の文字の画像

日本では、企業で働く人を『サラリーマン』や『OL』といった言葉で表現してきました。

英語のように聞こえますが、これらの言葉をそのまま英語圏で使っても、実はまったく通じません。

本記事では、外国人に意味が通じない代表的な和製英語をクイズ形式で3つ紹介します。

英語表現クイズ!『サラリーマン』は英語でなんと言う?

会社勤めの男性を指す『サラリーマン』はいかにも英語っぽいですが、英語圏では使われていません。

ヒントは『サラリーマンがどこに務めているのか』です。その単語に、『仕事をする人』という意味の英単語を組み合わせると…。

駅前にいるサラリーマンの写真

※写真はイメージ

正解は…

正解は『office worker(オフィスワーカー)』または『businessperson(ビジネスパーソン)』です。

サラリーマンは会社に勤めているので、会社を意味する『office』に、働く人を意味する『worker』を合わせて表現します。

ちなみに、『サラリーマン』は、英語の『salary(給料)』と『man(男)』を組み合わせて作られた和製英語です。

英語表現クイズ!『OL』は英語でなんと言う?

主に会社勤めの女性事務員のことを指す『OL(Office Lady)』。

2025年現在、あまり使われなくなった表現かもしれませんが、日本の職場文化を象徴する言葉の1つといえますよね。

しかし、これも海外では通じないでしょう。「私はOLです」と言う時の正しい伝え方は…。

横断歩道を渡る女性の写真

※写真はイメージ

正解は…

なんと、こちらの正解も『office worker』です!

そもそも『Office Lady』という言葉自体が、日本で作られた和製英語。

サラリーマンもOLも使用する際は性別が限られてしまいますが、『office worker』は限定せずに使えるので便利ですね。

英語表現クイズ!『フリーター』は英語でなんと言う?

日本ではアルバイトで生計を立てている人を『フリーター』と呼びますが、これも英語ではありません。

日本語でもアルバイトしている人を『パート』と呼びますよね。これがヒントです。

働く女性の写真

※写真はイメージ

正解は…

正解は『part-time worker(パートタイムワーカー)』または『temporary worker(テンポラリーワーカー)』です。

『フリーター』は、英語の『free』とドイツ語の『Arbeiter(労働者)』を組み合わせて作られた日本独自の造語です。

英語にドイツ語を組み合わせてしまうあたり、いろいろな文化が混ざり合って暮らしている日本のよさを感じられますね!

本記事で紹介した表現はどれも英語っぽく聞こえますが、実は海外では通じない和製英語、つまりは日本語なのです。

もし外国人に自己紹介する機会があれば、「I’m an office worker.」や「I’m a part-time worker.」と伝えてみましょう!


[文/川田幸寛 構成/grape編集部]

川田幸寛さんの顔写真

記事執筆 川田幸寛

英語が嫌いだった元小学校教員。
大学受験をきっかけに英語が好きになったものの話せず、在学中に留学を決意。
現地で外国人と積極的に交流し、海外ならではの体験を通して英会話力を磨く。
現在は英語と教育の経験を活かし、ライターとして活動中。
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