鈴木一朗からIchiroへ 地元の野球少年がメジャー3000安打を放つまでの歩み
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- 出典
- @Marlins
1年目からの大活躍で前評判を覆す
2001年からメジャーリーグのシアトル・マリナーズに移籍したイチロー選手。同年にメジャー移籍を果たした新庄剛志さんと共に日本人野手としては初のメジャーリーガーとなります。
しかし、開幕前のイチロー選手の評価は決して高いものではありませんでした。当時、マリナーズの監督だったルー・ピネラは開幕前、イチロー選手についてこう語っています。
「打率は2割8分から3割ぐらい。盗塁は25から30くらいかな」
ほかにもアメリカの野球評論家たちは「非力なイチローはメジャーでは通用しない」と口をそろえていました。
そんな評判を開幕直後から覆して見せたイチロー選手は、終わってみれば242安打、3割5分の大活躍でチームを地区優勝へと導きます。この年、首位打者と盗塁王を獲得し、ア・リーグのMVPにも輝きました。
ここからは毎年のように大活躍を見せるイチロー選手。2004年にはメジャーリーグの年間最多安打を更新する262安打を記録。
また、2001年から2010年までの10年連続シーズン200安打も誰も成し遂げたことのないメジャーリーグ記録です。
メジャー通算安打数の歩み
イチロー選手のメジャー初安打はマリナーズに移籍した2001年の開幕戦。
そこからコツコツと安打を積み重ねていきます。
しかし、シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースへと移籍した2012年ごろからヒットを放つペースがガクッと落ち、「3000本に届くのか?」といった懐疑的な声が聞こえ始めます。
この時、イチロー選手は38歳。決して若いとは言えない年齢ですが、難しいチーム事情の中でもしっかりと結果を残し続けます。
2015年からはマイアミ・マーリンズへと活躍の場を移し、準レギュラーという立場でありながらも「打席に立てば結果を出す」というイチロー選手らしいプレーでファンやチームメイトを魅了。
2016年6月には日米通算で、ピート・ローズの持つ4256安打を抜き去り、世界記録を樹立。そして、同8月にメジャーリーグ通算3000安打を達成しました。
10月には43歳になるイチロー選手。しかし、打撃はもちろん、守備、走塁のどれをとってもメジャートップクラスの実力で、チームによってはまだまだレギュラーとしてプレーできるような活躍を見せています。
本人は「50歳まで現役を続ける」と語っていますが、どこまで安打記録を伸ばして行くのかが気になります。
これから毎年200安打すれば、50歳までにメジャーリーグの安打数だけでピート・ローズの記録を超えてしまうのではないか?
決して簡単なことではありませんが、「イチロー選手ならば…」とつい期待してしまいます。
これからも日本のファンのみならず、世界中のファンを魅了するイチロー選手らしいプレーを見せ続けて、誰も成し遂げたことのない偉大な記録を残し続けてほしいですね。