元パティシエの作った『モンブラン』に「すごすぎる」「信じられん」 材料が?
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パティシエが『建築』したものが、すごすぎる…! 作品に「拡大して震えた」「理解が追いつかない」砂糖細工を得意とし、パティシエならぬ『シュクレティエ』として活動する、長谷川健太(@kenta_sucretier)さんの作品をご紹介。砂糖とゼラチンで作った純白の聖堂に、衝撃を受ける人が続出しました!

和菓子職人が送る、敬老の日のサプライズ 見た目も縁起も抜群な『どら焼き』とは神奈川県高座郡の和菓子店『和菓子處吉祥庵』を営む2代目店主、黒田和比古(@kurokazu_45)さん。 『敬老の日』に合わせて、長寿を意味するカメをモチーフにしたどら焼きを作ったところ、「かわいすぎる」と注目を集めました。






リアルな作りとバラエティあふれる商品のラインナップで、人々を魅了している、食品サンプル。
近年は、国内のみならず海外でもお土産として人気を集めています。
スイーツの食品サンプルに、驚き!
「正真正銘、本物のツクリモノです」
創業93年の食品サンプル製造メーカーである、株式会社いわさき(@IWASAKI_SAMPLE)は、公開した写真にそんなコメントを追記しました。
投稿したのは、社内コンクールで高い評価を得た、あるスイーツの食品サンプルです。
本物ではないと分かっていても、思わず手を伸ばして食べたくなることでしょう。まずはこちらをご覧ください!
なんておいしそうな『モンブラン』…!
断面のやわらかなクリームや、フォークですくった部分の、クッキー生地がポロポロとこぼれそうな様子など、見事に質感が再現されています。
投稿には多くの『いいね』がつき、「いやいや、だまされない。本物にしか見えない」「食べられないなんて信じられない」「すごい。口の中で味を想像できた」などのコメントが続出しています。
小腹が空いた時に見たら、本物のモンブランを食べたくなって、ケーキ店にひとっ走りしてしまうかもしれませんね!
モンブランを作った職人は?
「材料は栗やクリームでなく、ビニール樹脂製で消しゴムのような固さです」とつづっていた、同社。
grapeは担当者に取材し、モンブランの食品サンプルが生まれた背景について、話をうかがってみました。
――このモンブランを作った職人さんは、どのような点に力を入れられたのでしょうか?
このモンブランを手掛けた職人は、前職がパティシエという少し珍しい経歴の持ち主です。
食品サンプルは一般的に、食材から型を取り、そこにビニール樹脂を流し込んで焼き固める製法が多いのですが、この作品ではまったく異なるアプローチが取られています。
材料となるビニール樹脂を、本物のクリームのような柔らかさ・質感になるよう調整し、実際のモンブランと同じように『手絞り』で形を作っています。
さらに、フォークですくい上げた状態をそのまま焼き固めているため、断面や質感が本物さながらに仕上がっています。これはパティシエとしての経験が存分に生かされた技と言えるでしょう。
――このモンブランは社内コンクールで受賞作品とのことですが、その受賞理由をお聞かせください。
この作品は、いわさき食品サンプルコンクールの『スイーツ』をテーマにした年の出品作で、総務部長賞を受賞しました。
受賞理由として挙げられたのは、まず何より『本物と見間違えるほどのリアルさ』。元パティシエならではの表現力と、フォークですくった瞬間の空気感までも再現したクオリティに、審査員が思わず「食べたくなる!」と感じたほどでした。
このモンブランは、その技術と感性が見事に融合した作品として高く評価されています。
食品サンプルは、「自然に見えるほど、実は高度な技術が詰まっている」といいます。
職人のアイディアと努力によって生み出された作品だからこそ、多くの人を魅了してやまないのでしょうね!
※本記事は投稿者様の許諾を得た上で掲載しております。
[文・構成・取材/grape編集部]