寒い日の外出が楽しくなる! 知って得する“冬”にまつわる2大表現の秘密
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2025年12月上旬現在、家から一歩出れば、強い冷気を感じる日が増えてきました。
冬の間は、できれば室内でぬくぬくと温まっていたいという人もいるでしょう。
ですが、外に出れば、冬にしか感じられない楽しみが得られるかもしれません。
そんな冬の外出がちょっと楽しくなる言葉を、クイズ形式で紹介します!
冬の寒さを楽しむ言葉2選
何気なく聞いている言葉でも、意味を知れば自分でも使いやすくなりますよ。
まずは、テレビの天気予報でも聞く言葉から見ていきましょう!
問題1:冬将軍
寒さが一段と厳しくなる時期に、耳にする機会が増える言葉の1つである『冬将軍』。
日本では一般的に、シベリアの大陸上に居座る『シベリア気団』を擬人化した表現として使われています。
ところで、なぜ『将軍』という言葉が使われているのでしょうか。
実は、日本ではなくフランスの歴史上の人物と深いかかわりがあるのです。誰かと言うと…。
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18~19世紀に活躍した、軍人・ナポレオンなのです!
ナポレオンがロシアに攻め込もうとした際に、フランス軍は寒さに耐えられず敗退しました。
イギリスの新聞が「ナポレオンがロシアの『冬将軍』に敗れた」と報じたことをきっかけに、日本で言葉が広まったとされています。
問題2:雪の華
次に紹介するのは、『雪の華』です。
歌手の中島美嘉さんの楽曲タイトルにもあり、この言葉を知っている人は多いでしょう。
それでは、どんな意味であるかを答えられますか。
実は、『雪の中に咲く花』というのは誤りですよ!
知っている人もそうでない人も、情景を思い浮かべながら下にスクロールしてください。
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『雪の華』は、雪の結晶や舞い落ちる様子を花に例えた言葉です。
雪を花に例える表現は、平安時代の歌集である『古今和歌集』にも見られるとか。
昔も今も変わらず、日本人は「花びらみたいできれい」と雪の美しさに共通の認識を持っているようですね。
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紹介した2つの言葉以外にも、冬の寒さや景色を表現する言葉は、ほかにもたくさんあります。
知っている言葉が増えたら、自分がいる状況や見ている景色を美しい日本語で表現できて、日常が少し豊かになる気がしませんか。
冬にまつわる表現を知れば、寒い日の外出がきっと楽しく感じるようになるでしょう!
[文・構成/grape編集部]