アイスを売り続けるおじいさんのため 寄付を呼びかけたら異例の事態に…!!
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
主に起業家やクリエイターが、ネット上で資金を調達するのに使われるクラウドファンディングですが、寄付金を集めることにも使われています。
アメリカでレストランを営むジョエル・マシアスさんが、クラウドファンディングで、89歳の老人のために寄付を募ったところ、なんと数日間で2000万円を超える寄付金が集まり話題を呼んでいます。
なぜ多くの寄付金が集まったのか…。それは、寄付の対象となった老人の境遇にありました。
胸を打った老人の姿
マシアスさんは、アメリカのイリノイ州シカゴの街中で、腰を曲げ大変そうにアイスキャンディーを売り歩く老人に出会いました。
その姿に胸が締め付けられた彼は、老人からアイスキャンディーを20個買い、定価よりも高い50ドルを支払ったそうです。
一体なぜ、こんなにも一生懸命アイスキャンディーを売り歩くのか理由を尋ねたところ、老人の不幸な境遇を知ることに…。
老人が働き続ける理由とは…?
老人の名は、フィナンシオ・サンチェスさん。聞けば、2ヶ月前にひとり娘を失ったばかりでした。
愛する娘を亡くし、悲しみにくれるサンチェスさん夫妻は、孫を引き取り共に暮らすことを決意。その代わり、生活費を稼がなければならなくなったのです。
最初は奥さんも一緒にアイスキャンディー売りをしていたそうですが、無理がたたったのか病に倒れ、今では1人で朝から晩まで働き詰めの毎日を送っているとのことでした。
サンチェスさんの境遇に心を痛めたマシアスさんは、何かできることはないかと考え、クラウドファンディングで寄付を募ることを決めます。
異例のスピードで集まった寄付金
引退後の人生を楽しんでいるべきなのに、サンチェスさんが働き続ける姿と理由に胸が締め付けられました。
彼のためにできることがあるのなら、何でもしようと思い、資金を募っています。
寄付を呼びかけるメッセージと共に、ページを開設すると、マシアスさんの予想をはるかに超える反響がありました。
なんと、ページ開設から1時間後に、目標金額の300万円が集まったのです!
さらに数日後には2000万円以上の寄付が集まり、今も寄付金額は増えているそうです。(2016年9月14日現在)
※真ん中がマシアスさん、左がサンチェスさん夫妻
この出来事をきっかけに、一躍アメリカで最も有名なアイスキャンディー売りになったサンチェスさん。
彼のもとには、連日のように写真撮影を求めるお客さんや、メディアがつめかけているそうです。
サンチェスさんは、インタビューで「マシアスさんや寄付をしてくれた人にとても感謝しているし、すごく幸せです」と語っており、近く仕事を辞める意思を示しているとのこと。
これからは、お孫さんと奥さんと共に幸せな日々を送れると良いですね。