『24時間テレビ』寄付金の着服が発覚 「信じられない」「許しがたい行為」 By - grape編集部 公開:2023-11-28 更新:2023-11-28 24時間テレビ事件寄付 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 1978年から、日本テレビが毎年放送している、チャリティー番組『24時間テレビ』(日本テレビ系)。 その名の通り、およそ24時間の生放送で行う特別番組であり、さまざまな企画を通して社会福祉について啓発します。 『愛は地球を救う』をキャッチコピーとし、視聴者からの寄付を募っている同番組。その影響力は大きく、45年間の寄付金総額は、およそ424億円と報告されています。 『24時間テレビ』寄付金の着服が発覚 多額の寄付金は、一人ひとりの善意によって集まったもの。『24時間テレビ』はウェブサイトを通して、寄付金の総額と使い道について報告しています。 しかし、2023年11月28日、同番組の一部の寄付金が、元関係者によって着服されていたことが発覚しました。 この日、日本テレビの系列局である、鳥取県鳥取市の日本海テレビジョン放送株式会社がウェブサイトを更新。同社の元幹部社員が、寄付金を含む同社の売上金を着服していたことを報告しました。 報告によると、元幹部社員が着服していたのは、およそ1118万円。そのうちのおよそ264万円が、『24時間テレビ』で集まった寄付金だったといいます。 元幹部社員は2014~2021年の間、番組終了後に社内で保管していた寄付金を持ち出し、自分の銀行口座へ移すといった行為を8回ほど行っていたそうです。 動機について、元幹部社員は「2014年頃、親族のために金を用意する必要があった」と話しています。 日本海テレビジョン放送株式会社は、今回の件について「一般のみな様から寄せられた善意を踏みにじって、私腹を肥やした行為であり、到底許せない」とコメント。 寄付をした人を始め、番組制作に関わった人や、ボランティア活動に参加した人に対して謝罪の言葉を述べています。 みな様の善意を裏切る行為を幹部社員が行ったことについて、浄財を寄付してくださったみな様、ボランティアで活動にご協力いただいたみな様、同番組に関わるみな様、ご関係のみな様に深くお詫びを申し上げます。 弊社は再発防止策と社員教育を徹底するとともに、チャリティーをはじめ、みな様のお役に立てる活動にこれまで以上に積極的に取り組むなどし、信頼回復に努めてまいります。 今回の件に対し、ネットからは「本当に信じられない」「寄付金をなんだと思っているのか」といった怒りの声が相次ぎました。 前述したように、寄付金は多くの人の「障がいや病気で困っている人を助けたい」「世の中をよりよいものにしたい」という想いが詰まったもの。 本来ならば、福祉や環境問題の改善、災害支援に使われるお金を、いち個人が私腹を肥やすために盗み出すのは、許しがたい行為といえます。 報告によると、元幹部社員はおよそ448万をすでに返還。今後、残りの金額も弁済していくとのこと。 返還された寄付金は、同社が責任を持って公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会に届けるとのことです。 [文・構成/grape編集部] 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 落語家の桂雀々さん急逝 64歳「信じられない」「まだお若いのに」2024年11月22日、落語家の桂雀々さんが亡くなったことが分かりました。64歳でした。 Share Post LINE はてな コメント
1978年から、日本テレビが毎年放送している、チャリティー番組『24時間テレビ』(日本テレビ系)。
その名の通り、およそ24時間の生放送で行う特別番組であり、さまざまな企画を通して社会福祉について啓発します。
『愛は地球を救う』をキャッチコピーとし、視聴者からの寄付を募っている同番組。その影響力は大きく、45年間の寄付金総額は、およそ424億円と報告されています。
『24時間テレビ』寄付金の着服が発覚
多額の寄付金は、一人ひとりの善意によって集まったもの。『24時間テレビ』はウェブサイトを通して、寄付金の総額と使い道について報告しています。
しかし、2023年11月28日、同番組の一部の寄付金が、元関係者によって着服されていたことが発覚しました。
この日、日本テレビの系列局である、鳥取県鳥取市の日本海テレビジョン放送株式会社がウェブサイトを更新。同社の元幹部社員が、寄付金を含む同社の売上金を着服していたことを報告しました。
報告によると、元幹部社員が着服していたのは、およそ1118万円。そのうちのおよそ264万円が、『24時間テレビ』で集まった寄付金だったといいます。
元幹部社員は2014~2021年の間、番組終了後に社内で保管していた寄付金を持ち出し、自分の銀行口座へ移すといった行為を8回ほど行っていたそうです。
動機について、元幹部社員は「2014年頃、親族のために金を用意する必要があった」と話しています。
日本海テレビジョン放送株式会社は、今回の件について「一般のみな様から寄せられた善意を踏みにじって、私腹を肥やした行為であり、到底許せない」とコメント。
寄付をした人を始め、番組制作に関わった人や、ボランティア活動に参加した人に対して謝罪の言葉を述べています。
みな様の善意を裏切る行為を幹部社員が行ったことについて、浄財を寄付してくださったみな様、ボランティアで活動にご協力いただいたみな様、同番組に関わるみな様、ご関係のみな様に深くお詫びを申し上げます。
弊社は再発防止策と社員教育を徹底するとともに、チャリティーをはじめ、みな様のお役に立てる活動にこれまで以上に積極的に取り組むなどし、信頼回復に努めてまいります。
今回の件に対し、ネットからは「本当に信じられない」「寄付金をなんだと思っているのか」といった怒りの声が相次ぎました。
前述したように、寄付金は多くの人の「障がいや病気で困っている人を助けたい」「世の中をよりよいものにしたい」という想いが詰まったもの。
本来ならば、福祉や環境問題の改善、災害支援に使われるお金を、いち個人が私腹を肥やすために盗み出すのは、許しがたい行為といえます。
報告によると、元幹部社員はおよそ448万をすでに返還。今後、残りの金額も弁済していくとのこと。
返還された寄付金は、同社が責任を持って公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会に届けるとのことです。
[文・構成/grape編集部]