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広島・黒田から、日ハム・大谷への『無言のメッセージ』 次の世代にバトンをつなぐ全8球

By - grape編集部  公開:  更新:

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提供:産経新聞社

北海道日本ハムファイターズ(以下、日ハム)の日本一で幕を閉じた、2016年のプロ野球日本シリーズ。

第1、2戦を広島東洋カープ(以下、広島)が奪うも、そこから日ハムが4連勝して、10年ぶりの日本一に輝きました。

例年以上の盛り上がりを見せた日本シリーズ。その第3戦に、敵味方という垣根を超えた男同士の「無言のやりとり」があったのです!

引退を決めた黒田と球界を背負う大谷

日本シリーズ第3戦に先発したのは、41歳の黒田博樹選手。

メジャーリーグで活躍後、古巣・広島に戻り、チームを25年ぶりのリーグ優勝に導きました。

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提供:産経新聞社

一方の大谷翔平選手は、投手と打者という二刀流で活躍する22歳。

投手としては10勝、打者としては打率.322、ホームラン22本と、これまで誰も成し遂げたことのない領域を突き進んでいます。

提供:産経新聞社

第3戦は打者として出場していた大谷選手に対し、黒田選手が投じたのは全部で8球。

この8球で、遠くない将来に、日本のプロ野球を背負う存在になるであろう大谷選手に、黒田選手は自分の持っている球種をすべて見せたのです。

  • ツーシーム
  • カットボール
  • スライダー
  • ストレート
  • フォーク

試合後、大谷選手は黒田選手との対戦を、次のように語っています。

「ほぼ全球種、打席で見られた」

「間合いだったり、ボールの軌道だったり」

「勉強になりました」

朝日新聞デジタル ーより引用

一方の黒田選手は、この8球に込めた意味については多くを語っていません。

しかし、大谷選手については、次のようにコメントしています。

「投球も見ましたし、打者も対戦した中ですべてが一流だなと」

「二刀流はあり得ないことだと思っていたので、ちょっと自分の中ではショッキングだったというか、すごいなとあらためて感じた」

「アスリートとしての次元が違うなと感じました」

日刊スポーツ ーより引用

大谷選手の可能性を高く評価する黒田選手。

プロ野球選手として、アスリートとしてリスペクトしていることがよく分かります。

現在はメジャーリーグで活躍するダルビッシュ有選手が日ハムに所属していた時に、同じく当時広島に所属していた前田健太選手にすべての球種を見せつけたというのは有名な話。

前田選手は、それをエールと捉え、実力をつけて現在はメジャーリーグで活躍しています。

同じようにメジャーで成功を収めた黒田選手から、バトンを受け取った大谷選手。

今後、どのような選手になって行くのか…誰も想像もできないような選手へと成長することを多くの野球ファンが望んでいます。

出典
朝日新聞デジタル日刊スポーツ@pen0206@chocobeem

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