楽天・オコエ「炎上覚悟で投稿」 幼少期に受けた嫌がらせに胸が締め付けられる
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夏の甲子園で初優勝した沖縄尚学 比嘉監督の言葉に「名将ですな」「一層有名になっていく」夏の『阪神甲子園球場』で行われた、『第107回全国高等学校野球選手権大会(通称:甲子園)』。2025年8月23日に行われた決勝戦では、沖縄県の沖縄尚学高等学校と東京都の日本大学第三高等学校が対戦しました。激闘の末に栄光を勝ち取ったのは、沖縄尚学。3対1で日大三高に勝利し、念願の初優勝を果たしました。

【2025甲子園決勝】 沖縄尚学が優勝! 夏制覇に「初優勝、おめでとう!」「感動をありがとう」107回目となる甲子園で、沖縄尚学が日大三との激闘を制し、優勝をつかみました。
アメリカ・ミネソタ州で白人警官に首を圧迫された黒人男性のジョージ・フロイドさんが亡くなる事件が起きた2020年5月25日。
その事件を発端に起きた警察による黒人への暴力に抗議するデモは、同年6月現在、アメリカ国内だけでなく、世界各地へと広まっています。
また、Twitter上では『#BlackLivesMatter』のハッシュタグをつけた投稿が数多く寄せられており、プロ野球チーム『東北楽天ゴールデンイーグルス』のオコエ瑠偉選手も、同ハッシュタグをつけて自身の体験をつづりました。
オコエ瑠偉「そんなに人間の心強くないよ」
ナイジェリア人の父と、日本人の母を持つオコエ選手。保育園に通っていた5歳の頃、初めて「自分が周りとは違うと認識させられた」と語る出来事があったといいます。
肌の色、目の色、生まれ育った環境…日本の中の『マジョリティ』と違うからといって、相手をののしり、身体的にも精神的にも暴力を加えていい理由はどこにもありません。
「誰かを責める気も、文句をいう気も、差別と呼ぶ気もない」と語るオコエ選手。
どういう思いで自身の『ものすごく嫌だった過去』を振り返り、Twitterを通して世界中に共有するに至ったのか…その本当の意味が分かれば、社会を変える大きな一歩へとつながるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]