病気でライブに行けない女性 アーティストの『素晴らしい対応』が彼女を救った
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快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
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つらいことがあった時、大好きな音楽を聴いて励まされたり、癒されたりしたことがある人は多いのではないでしょうか。
2016年5月、15歳のカリンヤさんはアメリカのテキサス州にあるホスピスに入院していました。
彼女は神経内分泌腫瘍の1種であるパラガングリオーマという病気と闘っていたのです。
そんなカリンヤさんには、大ファンのアーティストがいました。それはイギリスの人気バンド、フローレンス・アンド・ザ・マシーン。
その月に行われるフローレンス・アンド・ザ・マシーンのコンサートに、カリンヤさんは親友と一緒に行くことを何よりも楽しみにしていました。
開催日が近づいてくると、彼女は医師や看護師たちに何度も、自分がコンサートに行ってもいいかを尋ねていたそうです。
しかし、残念ながら彼女の体調ではコンサートへ行くことは許可されませんでした。
落胆する少女のために病室へやってきたのは…!
ずっと楽しみにしていたコンサートへ、行くことができなかったカリンヤさん。しかしその後、彼女にサプライズプレゼントが待っていました。
カリンヤさんのことを知ったフローレンス・アンド・ザ・マシーンのフローレンス・ウェルチと、ギタリストのロバート・アクロイドが、なんと彼女の病室へお見舞いに訪れたのです!
さらにこの日、カリンヤさんのクラスメイトたちもやってきて、病室でスペシャルミニコンサートが開催されました。
フローレンスとデュエットするカリンヤさんは本当に嬉しそうな表情です。彼女の力強い歌声に引っ張られるようにクラスメイトたちもコーラスで参加して、ミニコンサートは大盛り上がりとなりました。
この時のカリンヤさんについて、ホスピスのスタッフがTODAYのインタビューで語りました。
この特別な日から約4か月後、カリンヤさんはその生涯を終えました。
病床でフローレンスと一緒に歌ったカリンヤさんの最高の笑顔は、彼女の家族や友人たちの心の中にこれからもずっと生き続けていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]