「あなたの息子さんが電車に」駅員からの電話に気を付けて! 東急電鉄が注意喚起 By - grape編集部 公開:2017-11-13 更新:2019-01-05 詐欺電車 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 「あなたの息子さんが、線路に飛び込んで事故を起こしたため、損害が生じている」 突然、駅員からこんな電話がかかってきたら、誰もが驚いてしまうことでしょう。 実際にそのような電話をかけてきて、損害賠償を請求してくる『詐欺』が発生していると、東急電鉄が所属する東急グループ(@tokyugroup)が注意喚起しています。 【ご注意】「東急電鉄の駅員」と名乗る者より「あなたの息子が電車に飛び込み事故を起こしたため東急電鉄に損害が生じている」と述べ、賠償金を振り込ませようとする事象が発生しています。この者は、当社および東急グループとは一切関係がなく詐欺行為の一種と考えられますので、ご注意下さい。(I)— 東急グループ(公式) (@tokyugroup) 2017年11月10日 もちろん、これは東急電鉄とは一切の関わりがない、悪質な詐欺です。 利用者から東急電鉄に連絡が入ったことで発覚したという、今回の詐欺。この情報を知った人から、さまざまなコメントが寄せられています。 ・非現実的なことでパニックになり、真に受けてしまう人がいます。気を付けたほうがいいですね。 ・これはひどい詐欺ですね。警察は、早く捕まえてほしい。 ・息子さんと縁が切れてしまい、信じてしまう人がいるのかもしれません。悲しいですね。 実際に、損害賠償を請求されることがあるのか そもそも、家族の誰かが人身事故を起こしてしまった場合、本当に損害賠償を請求されるのでしょうか。 「数千万から億単位の金額の請求がある」などという噂もありますが、鉄道会社が個人に対して「実際に賠償を求めた」という話は、ほとんど耳にしません。 「本当に損害賠償請求されることがあるのか」など、東急電鉄の広報に聞いてみました。 東急電鉄に、直接聞いてみた ――本人や家族に賠償請求はされる? 状況によってはあります。過去にも、そういった例はあります。 ――請求金額は実際にいくら? 金額などの詳細は、お答えできません。 担当者からは「あまり積極的に話したくない」という姿勢を感じ、損害賠償についての情報公開には慎重になっていることがうかがえました。 損害賠償の話とは別に、今回の詐欺について得られた情報があります。それは、「東急電鉄では損害賠償請求をする場合でも、駅員から電話をかけることはない」ということ。 万が一の場合は、駅員からではなく警察など第三者からの連絡になるそうです。 人身事故を起こしたことによる損害賠償請求の可能性は否定できませんが、今回の詐欺の手口のように「駅員から電話がかかってきて…」ということは、まずあり得ないといっていいでしょう。 突然の電話に慌ててしまう人の心につけこんだ、悪質な手口。「自分も詐欺にあう可能性がある」と自覚し、冷静になるための心構えをしておきたいものです。 [文・構成/grape編集部] 出典 @tokyugroup/東京急行電鉄株式会社 Share Post LINE はてな コメント
「あなたの息子さんが、線路に飛び込んで事故を起こしたため、損害が生じている」
突然、駅員からこんな電話がかかってきたら、誰もが驚いてしまうことでしょう。
実際にそのような電話をかけてきて、損害賠償を請求してくる『詐欺』が発生していると、東急電鉄が所属する東急グループ(@tokyugroup)が注意喚起しています。
もちろん、これは東急電鉄とは一切の関わりがない、悪質な詐欺です。
利用者から東急電鉄に連絡が入ったことで発覚したという、今回の詐欺。この情報を知った人から、さまざまなコメントが寄せられています。
・非現実的なことでパニックになり、真に受けてしまう人がいます。気を付けたほうがいいですね。
・これはひどい詐欺ですね。警察は、早く捕まえてほしい。
・息子さんと縁が切れてしまい、信じてしまう人がいるのかもしれません。悲しいですね。
実際に、損害賠償を請求されることがあるのか
そもそも、家族の誰かが人身事故を起こしてしまった場合、本当に損害賠償を請求されるのでしょうか。
「数千万から億単位の金額の請求がある」などという噂もありますが、鉄道会社が個人に対して「実際に賠償を求めた」という話は、ほとんど耳にしません。
「本当に損害賠償請求されることがあるのか」など、東急電鉄の広報に聞いてみました。
東急電鉄に、直接聞いてみた
――本人や家族に賠償請求はされる?
状況によってはあります。過去にも、そういった例はあります。
――請求金額は実際にいくら?
金額などの詳細は、お答えできません。
担当者からは「あまり積極的に話したくない」という姿勢を感じ、損害賠償についての情報公開には慎重になっていることがうかがえました。
損害賠償の話とは別に、今回の詐欺について得られた情報があります。それは、「東急電鉄では損害賠償請求をする場合でも、駅員から電話をかけることはない」ということ。
万が一の場合は、駅員からではなく警察など第三者からの連絡になるそうです。
人身事故を起こしたことによる損害賠償請求の可能性は否定できませんが、今回の詐欺の手口のように「駅員から電話がかかってきて…」ということは、まずあり得ないといっていいでしょう。
突然の電話に慌ててしまう人の心につけこんだ、悪質な手口。「自分も詐欺にあう可能性がある」と自覚し、冷静になるための心構えをしておきたいものです。
[文・構成/grape編集部]