「来てくれてありがとう」 病気のチンパンジーが最期に再会した友人に感動のハグ
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※写真はイメージ

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2016年4月、オランダにある動物園でのこと。1匹の高齢のチンパンジーが、最期の時を迎えようとしていました。
チンパンジーの名前はママ。59歳のママは病気で具合が悪く、動くことも食べることもできないほど弱っていました。
そこへ、思いがけない訪問者が現れます。
それは、ママのことを1972年から知っているジャンさんという男性。当時ジャンさんは飼育員としてママの世話をしていました。
ジャンさんはママの容態を知り、最後のお別れをするために訪れたのです。
ジャンさんのことをすぐには分からなかったママですが、目の前にいるのが懐かしい友人だと理解した瞬間、満面の笑顔を見せます。
ジャンさんの顔を見つめながら、最後の力を振り絞って彼を抱きしめようとするママ。ジャンさんとの再会が本当に嬉しかったのでしょう。たとえ言葉が通じなくても「来てくれてありがとう」といっているように見えます。
ママはこの感動の再会の1週間後に、天国へと旅立ったということです。
最後に大好きなジャンさんに会えたことで、ママはきっと心安らかに永遠の眠りについたことでしょう。
[文・構成/grape編集部]