長崎で撮影された『焼き場に立つ少年』をローマ法王が配布指示 その意図は?

By - grape編集部  公開:  更新:

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※記事内に、遺体の写真が表示されます。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が、長崎原爆の被害者の写真をカードに印刷し、配布するよう指示したとして、CNNなどの海外メディアが報じています。

フランシスコ法王が選んだ写真は、1945年にジョー・オダネル氏が撮影した『焼き場に立つ少年』という作品。

カードには「亡くなった弟を背負い、火葬場で直立不動する少年は、血がにじむほど唇を強く噛み締めている」という説明と共に、「戦争によって生まれるもの」というフランシスコ法王のメッセージが添えられています。

ローマ・カトリック教会のニュースサイト『CRUX』には、今回のフランシスコ法王の指示をこのように説明。

法王が、特定の写真を配布するよう指示するのは初めてのこと。

今回のメッセージを伝えることが、いま、特に重要なものであると考えているのではないでしょうか。

CRUX ーより引用

戦争は悲しみや怒りを生み出す変わり、幸せや日常を奪っていきます…。

いまもなお世界のどこかで内戦や紛争が起こり、必要のない涙が流れ、尊い命が奪われ続けている現実を、私たちは忘れてはいけません。


[文・構成/grape編集部]

出典
CRUX@cnni

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