高橋克実「何も分かってない」 レスリングのパワハラ問題を一刀両断
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- 出典
- 直撃LIVE グッディ!
grape [グレイプ] entertainment
2018年2月末、レスリングの栄和人さんによる伊調馨選手へのパワハラがあったという告白状が提出されていたことを、各メディアが一斉に報じました。
日本レスリング協会は、4月6日に緊急理事会後に記者会見を開き、そこで栄さんによる4つのパワハラがあったことを認めた上で謝罪。
栄さんは、責任を取る形でレスリング協会の強化本部長を辞任しました。
一方、記者会見前にパワハラ疑惑を否定していたレスリング協会の谷岡郁子副会長は、記者会見後に「(伊調選手の)オリンピック5連覇を阻止するようなパワハラは認められなかった」とコメント。
辞任した栄さんも、4月9日付けで発表された謝罪文で「伊調選手の連覇を阻止するというようなパワハラ行為は認めらなかったことは安堵している」とつづり、連覇の妨害はなかった点を強調しました。
これに対し、「何も分かっていない」と一刀両断したのが俳優の高橋克実さん。
MCを務める情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)の2018年4月10日放送回で、谷岡副会長と栄さんに対して苦言を呈し、視聴者から「その通り」「よくいった」と共感の声が寄せられています。
「問題は、そこではない」
番組では、騒動の一連の流れを紹介。認定されなかったパワハラばかり強調する谷岡副会長と栄さんの対応について意見を求められた高橋さんは、このようにコメントしています。
また、栄さんが謝罪文で使った『安堵』という言葉に対しても「1番ひっかかる」とした上で、根本的な問題を「何も分かっていない」と語った高橋さん。
協会が認めていないからパワハラではない?
「伊調選手の連覇を妨害していない」といった理由や「協会がパワハラと認定していないから問題ではない」といった『言い訳』ともとれる、谷岡副会長と栄さんのコメント。
なぜパワハラといわれたのか…なぜパワハラが起こったのか…。記者会見後の谷岡副会長と栄さんのコメントは、根本的な問題から目をそらしているようにしか感じられません。
そこの違和感を、高橋さんも指摘したかったのでしょう。高橋さんの意見に対し、放送終了後、視聴者から「よくぞいってくれた」と共感の声が寄せられました。
・自分が抱いていた違和感の正体は、ここだ!
・高橋さんのコメントを、保身に走っているレスリング協会の幹部に聞いてもらいたい。
・いつも優しそうな高橋さんが、珍しく厳しいこといっていて印象に残った。
レスリング協会に限らず、社会全体で問題視されている『パワハラ』の問題。
疑惑が報じられてから1か月以上経過しているものの、一向に収束する気配が見えないのは、そうした社会的な背景も関係しているのでしょう。
高橋さんが語っているように『根本的な問題』についてしっかりと考えなければ、また同じことが繰り返されるように思えてなりません。
[文・構成/grape編集部]