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「もう全てやりつくした」 吉田沙保里、引退会見で語った今後の夢

By - grape編集部  作成:  更新:

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女子レスリングの吉田沙保里さんが、2019年1月8日にTwitterで現役引退を発表。

多くの偉業を成し遂げ、「霊長類最強」とも称された女王の引退は、日本のみならず世界中に衝撃を与えました。

1月10日には記者会見を開き、その様子は各ワイドショーで生中継され、大きな注目を集めています。

吉田沙保里さん、引退会見

会見冒頭で引退を決断した理由を語った吉田さん。2020年に開催予定の東京オリンピックについても触れています。

「東京オリンピックに出場したいという思いと…」

「自国で開催される東京オリンピックに出場したい」という思いと、リオのオリンピックで銀メダルに終わってしまい、たくさんのかたに「また、金メダルを目指してほしい」という応援に支えられつつも、日々迷いながらここまで来ました。

また、若い選手たちの世界の舞台で活躍する姿を多く見るようになり「女子レスリングを引っ張って行ってもらいたい」という思いにもなりました。

そして、改めて自分自身と向き合った時に「レスリングはもうすべてやりつくした」という思いが強く、引退することを決断しました。

これまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも、本当にたくさんの方々の応援とサポートがあったからだと思います。本当に、ありがとうございました。

印象に残っているメダルは、リオオリンピックの銀メダル

どれも本当に印象に残っています。でも、1番近いというのもあるかもしれないんですけど、最後のリオオリンピックは、負けた人の気持ちがよく分かった試合になりました。

リオの前までは世界V16で、1番高い表彰台に上っていて、「勝っててよかった」「嬉しい」という気持ちしかなかったところが、リオのオリンピックで初めて2番目の表彰台に上った時に「負けた人って、こういう気持ちだったんだな」と、感じました。

「こうやって戦う仲間がいたから、いままで頑張ってこれたんだな」「競い合う仲間がいたから、こうやって頑張ってこれたんだな」って負けて知ることができたので、負けて得るものや負けて知ることを思えば、すごく大きかったなって、私自身を成長させてくれたな…と思います。

指導者の道に対する思い

コーチ陣はたくさんいますので、その中でも特に精神的な支えをできたらいいなと、私は思っています。

(「全日本のセコンドに入ってもらいたい」という声には)コーチとしての経験が私は全然ないので、いままで頑張ってこられたコーチもたくさんいますし、迷惑をかけない程度に協力できたらいいなと思っています。

2018年、揺れた女子レスリング界について

昨年のああいう状況になってしまったことは本当にショックでした。真実ではない報道もあったかもしれないですが、そんな中でコメントすることはすごく難しかったです。

こういう風になってしまって「これからどうしていくんだろ」っていう思いも強かったですし、若い後輩がそれに悩まされて、思い切り練習できなかったり、試合で結果を出せなかったりっていう部分もあったところが、1番つらかったですね。

でも、次に向かって頑張っていくしかないと思いますので、前を見て、東京オリンピックに向けて1つになって頑張っていかないとな…と思います。

2014年に亡くなった父・吉田栄勝さんへの思い

「本当によく頑張った」って、天国のほうからいってくれていると思います。

引退後の夢

いろいろありますけど…そうですね、レスリング一筋でここまで来たので、レスリング以外のことも、またやっていきたいなという思いはすごい強いですし、やっぱり「女性としての幸せ」というのは、絶対につかみたいなって思っていますので。

夢といったらそういうふうになるのかもしれないですけど、来年の東京オリンピックがありますので、そこで自国開催ということで、盛り上げていけたらいいなという思いも強いです。

また、報道陣からの最後の質問で、「大切にしてきた言葉は」と聞かれ、「夢追い人」と答えた吉田選手。

そこには「夢を追う人でありたい。そして、みなさんにも夢を追う人であってほしい」との思いがあるといいます。

その言葉通り、これからも吉田選手は新たな夢を探し、さらに輝きを増していくのでしょう。33年間、本当にありがとうございました!

吉田沙保里さん引退会見


[文・構成/grape編集部]

出典
【ライブ】吉田沙保里さん引退会見「レスリングは全てやり尽くした」

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