旅先で1匹の保護犬を引き取ったら、家に着くころには7匹に その理由に感動
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アメリカ・フロリダ州で非営利の動物保護団体を運営しているレベッカ・リンチさんが、夫と一緒にジョージア州へ旅行に出かけた時のエピソードです。
ゆっくりと旅先で週末を過ごした後、彼女たちは現地に住む友人から「ジョージア州の動物保護シェルターに安楽死寸前の若い保護犬がいる」ことを聞きます。
最近シェルターに連れて来られたというその犬は妊娠中。しかも足をケガしており、フィラリアの1種である犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)に感染していました。
「私たちが助けなければ、その犬は殺されてしまう」
レベッカさんたちは急きょ予定を変更してシェルターへ向かい、リジーという名前のそのメス犬を引き取ることにしました。
引き取ったばかりの犬が車内で…
ウェブメディア『The Dodo』によると、フロリダまでの帰り道、レベッカさんはリジーの隣に座ってずっと彼女をなでていたのだそう。
すると緊張していたリジーは次第に安心した様子になり、レベッカさんの手に顔をすり寄せてきたのです。
そして車が走り始めてから約1時間後、レベッカさんはリジーの息が荒くなってきたことに気が付きます。
「彼女、子どもが産まれそうなんじゃないかしら!」
レベッカさんの予想は的中。リジーはそれから20分以内に最初の子犬を出産したのです。
レベッカさんたちは急いで近くの動物病院へ向かいます。すると病院へ到着するまでの間にリジーはさらに2匹を産み、病院でもう1匹産んだということです。
診察の結果、母子共に健康だということが分かり、レベッカさんたちは安心して病院を後にします。
すると、その後の車内でリジーはさらに2匹を出産。家に着いた時はなんと6匹の元気な子犬がこの世に誕生していました。
安楽死リストに載っていたリジーは、レベッカさんに助けられてからほんの数時間後に出産しました。まさにギリギリのところで、リジーだけでなく7匹の尊い命が救われたことになります。
リジーが出産のタイミングを待っていたのかどうかは分かりません。でも出産の直前にようやく安心した様子を見せた彼女は、「いまなら産んでも大丈夫」と判断したようにも思えます。
リジーと6匹の子犬は少しの間レベッカさんのところで過ごし、その後、里親を募集するということです。
奇跡的に救われた強運なリジーと子犬たちが、これからは優しい家族に出会って幸せに暮らしていけるように願います。
[文・構成/grape編集部]