新学期の日、学校の入口で泣いていた自閉症の男の子 すると、同級生は…?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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アメリカの小学校では長い夏休みの後、8月末に新年度が始まります。
カンザス州に暮らすクリスチャンくんはこの日、新学期を迎えた学校へ行きました。
生徒たちが次々と学校に入っていく中で、彼は1人の男の子が隅で泣いているのを目にします。
泣いていた子の名前はコナーくん。彼は入口で不安そうに戸惑っている様子だったのだそうです。久しぶりの学校で緊張していたのでしょうか…。
するとクリスチャンくんがコナーくんに近づいていきます。そして彼の手を握り、一緒に校内へ入っていったのです。
クリスチャンくんの行動を見ていた母親のコートニーさんは感激し、「私は息子を誇りに思います。彼は愛情にあふれ、思いやりのある子に育ってくれました」とFacebookに写真を投稿しました。
するとたちまち拡散し、クリスチャンくんの優しさに満ちた行動が絶賛されます。
そして、7千件を超えるコメントの中に、コナーくんの母親からのメッセージがあったのです。
あなたの息子さんに、「本当にどうもありがとう」と伝えてください!彼が助けてあげたのは私の息子で、自閉症をもっています。
私は毎日、息子がほかの子たちと違うという理由でいじめられるのではないかと心配しています。そしてあなたの息子さんは、まさに私の心を温かい気持ちにしてくれました。
もし息子さんのような子どもたちが多くいてくれたら、私はそんな心配をすることもなくなるでしょう。
クリスチャンくんはコナーくんが自閉症をもっていることを知らなかったのかもしれません。
彼はただ、泣いているコナーくんを見つけて、助けを必要としていることを感じ取ったのでしょう。
そしてきっと「大丈夫だよ。一緒に入ろう」と声をかけて、手を引いてあげたのでしょう。
新学期が始まる時は、新しいクラスで友達ができるかどうか、うまくやっていけるかどうか、不安になる子も多いはずです。
そんな時にそばにいてくれる友達の存在は、何よりも心強いもの。
困っている人を見て、ためらうことなく手を差し伸べる…それは大人でも簡単なことではありません。
クリスチャンくんの思いやりと行動力を、私たち大人も見習いたいものですね。
[文・構成/grape編集部]