電力会社の作業員に差し入れをした、被災者 その後の展開に「涙が出た」
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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2019年9月8日の夜、首都圏に大きな被害をもたらした台風15号。
中でも千葉県では建物が倒壊したり、停電や断水になったりする被害が続出しました。
産経ニュースによると、21日時点で千葉県のおよそ3600軒が停電状態とのこと。全面復旧にはまだ時間がかかる見込みです。
沖縄の電力会社の人が、被災者に渡したメモ
千葉県八街(やちまた)市に住んでいるチョコたん(@choco_0802)さんも、今回の台風で被災した1人。
電柱や木々が倒れ、周辺一帯が停電状態に。高齢者と老犬が一緒だったため避難所に行くことができず、12日もの間チョコたんさんは家族と車の中で過ごしたといいます。
チョコたんさんの自宅の近くには、沖縄の電力会社である沖縄電力がテントを張り、24時間体制で作業をしていました。
一刻も早く被災地の停電を復旧させるため、全国から電力会社が集まってきているのです。
「外は肌寒いし、ちょっとでも温まってくれたら…」
そう思ったチョコたんさんはヤカンいっぱいにお湯を沸かし、カップとマドラー、コーヒーをいくつか用意。
娘さんと一緒にそれらを持ち出し、沖縄電力の作業員に差し入れをすることにしました。
『差し入れ』をした後日…
沖縄電力の作業員から差し入れに使ったバッグを返却された、翌朝。
バッグの中身を見たチョコたんさんは、1枚のメモが入っていることに気付きました。
手書きでつづられた、沖縄電力の作業員からのメッセージ。そこに書かれていたのは、温かいコーヒーを差し入れしたチョコたんさんへの感謝の気持ちでした。
遠く離れた地から復旧のためにやって来て、テントを張っての24時間体制は心身共に大変なものでしょう。
そんな中、温かい飲み物の差し入れは嬉しかったのではないでしょうか。何より、人の優しさが身にしみたはずです。
【ネットの声】
・投稿者さんと作業員さんの優しさにジーンとした。大変な時でも人に優しくできる人間でありたい。
・沖縄県民として嬉しく思いました。1日でも早い復興を祈っています。
・「困っている時はお互い様」という精神をお互いに行動で示すことができるのは本当に素敵!
人の温かさを感じる素敵なエピソードに、多くの人が心打たれました。
大変な時こそ、助け合いたい…そう考えさせられます。
[文・構成/grape編集部]