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医療従事者が生活面で抱く不安 企業が乗り出した『支援』が全国に広がる

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2021年1月に、一部地域を対象に二度目の緊急事態宣言が出るなど、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大は収まる気配が見えません。

医療崩壊も危惧される中、現場に立つ医療従事者たちからは悲鳴にも似た叫びが聞こえています。

また、医療従事者たちの負担は現場に関することだけでなく、「家庭内感染の不安をなくしたい」「緊急の業務応援がある」「残業で帰宅が困難な場合がある」といった生活面にまで及んでいるといいます。

そうした生活面での負担をなくすべく、株式会社レオパレス21が行っているのが、『医療従事者応援プラン』。

全国の医療従事者や医療法人に対して、仮住まいの支援や県域を越えた医療人材の確保の一助を目的に始まりました。

もともと2020年4月から、個別に礼金免除や物件利用料の優遇などの対応を行っていたという株式会社レオパレス21。

しかし、相談件数の急増を受け、個別ではなく『医療従事者応援プラン』として全国展開をスタートさせるに至ったといいます。

医療従事者は、礼金が0円になる場合も!

プランの対象となるのは、個人・法人問わず医療従事者のみ。医療従事者として勤務していることがわかる職員証や保険証などの証明書の提示が必要となります。

プランの概要としては、賃貸契約の場合は礼金が0円になるほか、1年未満の解約で発生する『短期解約違約金』が全額免除となります。

なお、30~100日までの短期利用者の場合は、利用料が50%OFFになるとのこと。

ひっ迫する医療現場に対する支援を求める声は、日々増えています。国としての支援はもちろんのこと、こうした一企業としての支援に救われている医療従事者は多くいることでしょう。

1人でも多くの命を救い、そしてコロナウイルスの感染防止に努める医療現場の人たちを支える動きは、今後、さらに拡大していきそうです。


grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。


[文・構成/grape編集部]

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