警察官が確保したのは犯人ではなく大量の『薪』 理由に称賛の声が相次ぐ
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ダイソーのイヤホンを見た客 配色に既視感をおぼえたワケに「全く同じことを考えた」メメタァ(@memetaa_kaeru)さんが、『ダイソー』に足を運んだ時のこと。ふと目に飛び込んできたワイヤレスイヤホンのカラーリングに、既視感をおぼえたといいます。何に似ていたのかは、メメタァさんのつづったコメントとともに、答え合わせをしてみてください!
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
- 出典
- bcrcmp
市民の安全な生活を守るためにさまざまなシーンで活躍している警察官は時に、訓練していない緊急事態に直面することがあります。
2021年1月、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のミッドウェイという村に住む高齢夫婦から、救急隊員を要請する電話がありました。
急いで隊員たちが駆け付け、具合が悪いという住人の男性は病院へ搬送されます。
その直後、救急隊員とともに現場に来ていた王立カナダ騎馬警察(RCMP)の警察官は、男性の妻の健康状態が気になって様子を見に行きました。
すると妻は、家の中にある家具を壊していたのです。
夫婦の家には暖房器具が薪ストーブしかなく、夫が病院へ運ばれてしまって山に薪を集めに行く人がいなくなったため、妻は仕方なく家具を壊して薪の代わりにしようとしていたのです。
困っている高齢女性を見た警察官は
その様子を見た警察官は考える必要もなく、すぐにある行動に出ます。
彼は仲間の警察官たちを呼び集めて隊を作り、山に入って木の枝を切り、薪にして妻の家に届けたのです。
RCMPブリティッシュ・コロンビアはInstagramに「RCMPの警察官たちは、彼らが奉仕する地域の犯罪と闘うだけでなく、薪を切ることもあります」と写真を投稿。
車の後部座席にはいっぱいに積み込まれた薪が。ひと仕事を終えた後の警察官たちの笑顔がさわやかですね。
この投稿には「ありがとう!」「心が温かくなった」など称賛の声が上がってます。
またRCMPブリティッシュ・コロンビアは投稿で「新型コロナウイルス感染症による影響で人々は孤立しやすくなり、隣人や友人、また家族が直面している困難に気付きにくいです。我々のこの小さな親切によって、みなさんが周りの人に声をかけ、助けが必要な人には手を貸してあげようという気になってくれたら嬉しいです」とつづっています。
この女性は倒れた夫の心配だけでなく、その日に暖をとるための薪の心配もしなくてはなりませんでした。
高齢の女性が薪がないために家具を壊している姿を想像するだけで、胸が締め付けられます。
「市民の家の薪ストーブの薪を山に取りに行くこと」は、いくらカナダでも警察の通常任務には含まれていないはず。
ためらうことなく女性のために薪を取りに行った警察官たちの優しさに拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]